100切りを最短で達成するスイング作りと練習法16
「ダウンスイングでタメを作ろうとするとヘタになる」
ダウンスイングからは、
「ギリギリまでタメをほどくな」
という表現を聞いたことがあるでしょう。
グリップが腰の高さ付近まで下りてきても、
シャフトは地面に対してまだ垂直に近い角度で立ってしなっている瞬間のことです。
まさに、アマチュアゴルファーの憧れの形です。
しかし、この「ギリギリまでタメをほどくな」という表現を真に受けているゴルファーは、
切り返しからタメを手で“意図的に作ろう”としているようです。
≪ここが我流スイングへの落とし穴だった!≫
「タメを作ろうとする」タイプの症状として、決まって右に飛び出して右に曲がる弾道に悩み、
それを警戒して過度のリストターンをしてしまうといった、左右のひどい曲がりに悩んでいます。
そうやって、曲がりが予測不能の我流スイングへと陥ってしまっています。
プロが言う、
「ダウンスイングからギリギリまでタメをほどくな」
とは、”プロの自分自身のイメージ”であり、
「タメをほどいてはいけない」
ということではありません。いつの間にか、そう伝わってしまったようです。
ほんの15年程前までのクラブは、シャフトが短くヘッドも小さかったので、
このタメのテクニック(シャフトをしならせる)が必要とされていました。
ダウンスイングからタメて下ろさないと、飛距離が出せなかったからです。
タメは、手で意図的に作るのではなく、切り返しでの上半身と下半身のねじれ差ができる一瞬で“できる”ものです。
しかし、このテクニックがなかなか難しい!
「ギリギリまでほどくな」の解釈が一人歩きしてしまい、
身体のターンや、タメをほどく動作のタイミングを見失ってしまうのです。
結果、決まって手元が大きく先行して、
インパクトでアドレスの位置にヘッドをスクエアに戻せずに曲がってしまうか、
最悪シャンクにもなってしまいます。
こうして、我流スイングに典型的な「振り遅れ」になってしまうのです。
~つづく
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