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100切りを最短で達成するスイング作りと練習法17
~シングルハンディ、競技ゴルファーにも効果的~
ダウンスイングで"タメ"を作ろうとするとヘタになる(その2)
■ 前回の復習
ダウンスイング直後に手首とシャフトとの間にできる角度を「タメ」と言う。
この角度が鋭角なほど飛ばしのパワーが溜まると言われている。
アマチュアゴルファー憧れの形だ。
しかし正しい身体の使い方をしてタメを作らなければ、
右に大きく曲がる弾道やシャンクに悩むことになる。
タメは、ダウンスイングの始まりの一瞬で上半身と
下半身のねじれ差で“できる”もので、“作る”ものではない。
自分流スイングへの転換のコツ
この戻す、コックをほどく動作がアンコックです。
切り返しで生まれたタメを、
「ギリギリまでほどかない」
の“ギリギリ”が究極のテクニックとなります。
切り返しで生まれたタメのパワーを、
ダウンスイングからクラブで
ダウンスイングからクラブで
球に伝えるのがアンコックの役割(身体の回転のパワーを伝える)です。
最近のクラブは、シャフトが長くなり、性能も高くなってタメはかえって不要になってきました。
難しいタメに相当するテクニックを、シャフトの長さと性能がしてくれるのです。
アンコックだけで十分飛距離を出せるのです。
アンコックは、タメの動作よりもずっとやさしく、練習すればマスターできるようになります。
自分流スイングでは、ダウンスイングから積極的にアンコックしていきましょう。
上半身は、できるだけ目標側に向けずに我慢します。
画像のように、シャフトがしなると、鋭いアンコックができている証拠です。
インパクトでクラブヘッドが振り遅れず、スクエアに戻せやすくなります。
※ 画像をクリックすると、拡大されます。
正しい解釈へのポイント
腕で無理やり引っ張り上げた大き過ぎるバックスイングだと、
身体のねじれのキツさに意識の大半が持って行かれ、
アンコックを忘れてしまいます。
また、身体の動かし方自体に意識が行き過ぎて
アンコックのタイミングも遅くなることなどです。
手首と肘、肩を特にリラックスさせて、硬直しないようにしておくのが、
アンコックで飛ばすポイントです。
≪まとめ≫
■ タメは飛距離の元であるが、タイミングがズレると、大きなミスになってしまう両刃の剣だ。
■ タメは、“できる”ものであり、“作る”ものではない。
■ 最近のクラブは、むしろタメは作らなくても充分飛距離が稼げる。
■ 現代のクラブでは、ギリギリまでタメるより、むしろタメを早めにほどいた方が効率的に飛ばせる。
■ タメをほどく動作をアンコック、またはリリースと言う。
手首や肘はリラックスさせておくことで、アンコックをスムーズに利かせられる。
あなたの100切り達成を心から応援します!
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