スタンス幅によって飛距離は変わるのか
シングルハンディ、競技ゴルファーのゴルフ上達塾
~ ハンディ5以下になるための正しい知識と理解を深める ~
「飛ばしたいから、スタンスはうんと広くしている」
「足元が安定するように、スタンスは広いほうがいい」
そう思っているゴルファーは多いようです。
テレビで観る、特に若手プロゴルファーは、広いスタンス幅で豪快に飛ばしていますね。
スタンス幅を広くして打てる人は、肩、股関節、足首などの関節の可動域が広い(柔軟性が高い)ことが条件です。
もし、柔軟性に乏しい人がスタンス幅を広くすると、バックスイングしんどくなり、
フォロースルーの回転が鈍くなってしまうでしょう。
【ポイント】
■ 短いクラブでスタンス幅が広いとダフりやすくなります。
■ 長いクラブだと、フォロースルーが取れず、フェースが大きく開いて大スライスになってしまいます。
【では、スタンス幅の目安は?】
身体が硬い人には、スタンス幅は狭すぎても大丈夫ですが、広過ぎるのはよくありません。
靴の幅を目安にスタンス幅を決めるとシンプルです。
私が実験したことをご紹介しましょう。
■ ドライバーの通常のスタンスでフルショット
■ ドライバーで、両足を閉じてフルショット
両者の飛距離の差はどれくらいだと思いますか?
両足を閉じて打った飛距離は、通常のスタンス幅で打った飛距離から、平均で10%減以内でした。
ということは、「ちょっと狭いくらいな気がする」程度のスタンス幅なら、
飛距離はほとんど落ちることはないということになりますね。
スタンス幅が広過ぎて、スムーズなボディターンができていない人なら、
狭いスタンス幅の方が、飛距離が出ることも考えられます。
私のレッスン経験では、「平均飛距離」は、狭めのスタンス幅の方が上でした。
【まとめ】
1.スタンス幅の広さは、飛距離に直結しない。
2.柔軟性に乏しい人は、ドライバーで両足の内側が肩幅で十分。
あなたのシングルハンディ入りを心から応援しています!