ゴルフは、見栄とプライドと自尊心のスポーツ(その1)
ゴルフは、生涯スポーツと呼ばれ、年齢がいっても一番楽しめるスポーツでしょう。
またスポーツとしてだけでなくコミュニケーションの手段としてビジネスの現場でも行われています。
ゴルフプレーでは、人間のさまざまな感情や心理、振る舞いや考え方が垣間見られるものです。
長年レッスンをしてきて私がつくづく思うのは、ゴルフは「見栄、プライド、自尊心」のスポーツだということです。
こんなことを思い出しました。
私がかつてレッスンしていた女性グループに、大企業の部長にまでなったOさんという
バリバリのキャリアウーマンだった方がいらっしゃいました。
定年になったと同時にゴルフを始めたいと私のスクールに入ってこられたのです。
周りの生徒さん達は、主婦であったりパートさんであったりと、
特に社会的キャリアがあったわけではないですが、暇にまかせて、それなりにゴルフの経験と練習量があります。
そこへ、意気込み十分でグループ入りしてきたのがOさんでした。
Oさんは、ほぼ初めてゴルフクラブを握るのですから、グループ内の他の女性たちに比べてかなり打ち方が劣ってしまう。
もちろん、その不満を態度に出す人ではありませんでしたが。
しかし、Oさんが他の人たちと比べて極端に上手く打てない自分にもどかしさを感じているのでは?
フラストレーションを感じているのではないか?と、私は感じ取りました。
事実、悩んでいることをチラっと打ち明けてくれましたのです。
私はそこで、
「Oさんのキャリアを私は大変尊敬しています。誰でもできることではないですよね。
ですがゴルフは、大きな心で失敗やできないことは笑い飛ばしてくださいね」
と、Oさんのキャリアや人間性を尊重したアドバイスとエールを送りました。
Oさんは、それでかなり変わったようです。これまでのようにストレスを溜めることもなく、
ありのままの自分の姿や現状を受け入れてゴルフを楽しんでくれました。
ゴルフという全く新しい分野を始めたにもかかわらず、
初心者の気持ち、”こども心“には、なかなかなれないものですね。
仕事のキャリアや人生経験と、ゴルフを重ねるとツラい気持ちばかり芽生えてくることを、私も学びました。
~つづく