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仕事に役立つゴルフレッスン

ゴルフは、見栄とプライドと自尊心のスポーツ(その2)

≪ゴルフを、いつから始めているか?≫

「現役時代、周りの仲間はゴルフ、ゴルフと言っていた。
 こっちは、仕事、仕事でゴルフなんてやる気も余裕もなかった。
 定年になって、暇と小銭もできたし、そんなに面白いならやってみようか」

で、ゴルフを始める人が多いようです。

しかし、この時期から始めてゴルフを“楽しめる”人は稀です。
なぜなら、ゴルフは経験と練習の積み重ねが必要だからです。


お仲間たちは、現役の頃からゴルフに励んでいたのです。
定年になっても十分な技量が備わっているので、リタイヤ後は、ゴルフを存分に楽しめることでしょう。

しかし「定年後からゴルフを始める人」は、これからゴルフを一から“修行”しなければならないのです。
修行を楽しいと思える人は少ないのではないでしょうか。
同年代、または同じくらいの仕事のキャリアでも、ゴルフのキャリアは、仲間たち足元にも及ばないでしょう。


 

≪ 60の手習いが上手くいくのか・・・≫

定年時のおよそ60歳は、ふつうは指導側になるものでしょう。
果たしてその年齢から、一番下で学べるものでしょうか。

ゴルフを若い時からやっている人とは、技量や体力の面でも大人と子供の差です。
「俺は、アイツよりも出世したし」や「職場での立場」は、ゴルフでは無関係。


ゴルフは、スコア(数字)ではっきり序列ができます。
現役時代、さんざん数字で査定され序列化されてきたでしょうから、
ゴルフでも、数字の序列化を引きずってしまうのでしょうか(笑)。

現役時代の優位の序列は、ゴルフ場では真逆になってしまう
それを平然と笑って受け入れる度量はあるでしょうか?

「いや、自分はそんなことはない。立場が下の人からでも、いくらでも教えを乞うことはできる」

そんな人なら、なかなかの度量の持ち主です。きっと人望も厚かったことでしょう。
前述のOさんのように、最初はなかなか素直に、謙虚になれない場合が多いようです。


≪出世した人、成功した人はゴルフを早くから始めている≫
この記事を読んでいるあなたがもしお若ければ、なるべく早くゴルフを始めることをおすすめします。

若ければ、身体も動くので、上達も早いでしょう。年齢がいくほど、身体は覚えも悪くなりますし、
何よりも見栄やプライド、自尊心が邪魔をしますよ(笑)。


仕事上の知り合いとゴルフができれば、コミュニケーションが深まります。
社内では、上の人にかわいがられるでしょう。

接待ゴルフにも行けるようになると、出世にもつながります。
出世した人は、やはり早くから始めているとのデータがあります。


もしあなたが、この記事のケースに当てはまりそうなら、
つまり定年後、
または現役でも年齢がいってからゴルフを始めようとしているのなら、
かなりのストレスとフラストレーションは覚悟しておきましょう。

もちろん、全く上手くなれないとも言い切れません。
ゴルフを熱心に勉強して、効率的で効果的な練習をしていけば、
45歳からでも60歳の手習いからでも上手くなれます。

しかし、この歳から緻密に勉強し、熱心に練習に励めて、積み重ねられる人は、なかなか少ないのです。
提案として、「上達」は二の次にして、仲間作り、健康維持をテーマとするのはいかがでしょうか? 

不運にして上達できそうにないなら、ゴルフとの出会いが遅かった、
ゴルフとの縁が浅かったと達観できないでしょうか。


本業や、またそのキャリアで、プライドや自尊心を持っていただき、ゴルフでは持たないようにしましょう。
ゴルフは、上達が遅いスポーツの代表格と言われています。語学や楽器の上達のプロセスと似ています。



≪ゴルフを楽しめる人とは?≫

私見ですが、ゴルフは「下手だけど、大好きで楽しんでいる」人がトータルでトクすることが多いです。
ゴルフが下手な方が、多くの人から誘われるし好かれるようですね。

中途半端にゴルフが上手いより、トクすることが多いのです。
なぜなら、誰しも、見栄やプライドに左右されるからです。

あなたが、友人よりもゴルフが下手なら、その友人はあなたのことは、
ゴルファーとしてかわいいと思うのではないでしょうか。

だから、うまくゴルフをプレーできなくても、あまりイライラせず、
笑い飛ばしてプレーしていただきたいものです。

                                  了

 



 

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