持ち物も、その人の一部
あなたは若く、上司や目上の人とゴルフに行くことになってしまいました。
あなたは、まだゴルフを始めたばかりで、自分のゴルフクラブは持っていません。
急いでゴルフ用品を買いそろえなければなりません。
そこで、多くの人が考えることは「できるだけ安くあげること」でしょう。
だいたい、ゴルフ用品一式は、安くあげて10万円程度はかかります。
例えば、父親から、または知人から古いクラブをもらった。
これでゴルフクラブ代が浮いたぞ。ラッキー!となりそうです。
しかし、ゴルフ(キャディ)バッグやゴルフクラブ、ボール、その他のゴルフ用品は、
安くてもいいから新品を調達することをおすすめします。
古くなっていれば、買い換えたいものです。
特に気を付けてほしいのは、「シューズ」「ゴルフクラブ」「グローブ」の3点セットです。
シューズは、そこそこの物(¥1万円くらい)を3足くらいは持っておきローテーションすると長持ちします。
グローブは、破けていたりシワシワはNG。ゴルフクラブも、もらい物は感心しません。
ゴルフ好きの人は、あなたのクラブが(もしもらい物だったとしたら)、
使い込んだものか、もらい物で間に合わせたものか、すぐに見抜きます。
あなたが使い込んだモノなら、それは逆に好感を持たれるのですが・・・。
ここらあたりの考え方や取り組み方がテキトーだと、
「私への対応や仕事に対してもテキトーなのかも」
「私とのゴルフなら、こんなものでいいや、という程度の支度なのか」
と、連想されてしまうかもしれません。接待される側の方に、そんな実感話をたくさん聞きました。
ゴルフが好きな人ほど、そう連想する傾向があるようです。その人の無意識下で、
「コイツはテキトーなヤツ」
と、本業以外のゴルフでそう思われてしまっては、たまったものではありませんね。
あなたを査定する立場の人や目上の人に対しては、”小ぎれい感”は出しておくことです。
安くとも、新品をそろえましょう。あなたのゴルフへの取り組み姿勢をアピールしたいところです。
ゴルフ好きの人は、ゴルフ好きで自分とゴルフにいってくれる人を優遇するのです。
公私混同など当たり前だと思っておけばいいでしょう。
≪ゴルフは、自分への投資≫
ゴルフ用品は、そんなに高い物でなくてもいいのです。
ほんのちょっとお金をかけることで、後々何倍にもなって返ってくるかもしれないのですから。
「費用」と考えず「自己投資」と考えてみませんか?
それは、「高い物を買ったら、元を取ろうとして練習に励むから」といった単純な理由によるものではありません。
「ゴルフが面白いので、頑張って買っちゃいました!」
という姿勢が、ゴルフ好きの相手に好印象を与えるものだからです。
そうやって、ゴルフ好きの目上の人と接していれば、
自己投資のリターンは無限大だと実感する時が来るでしょう。
私がゴルフを一緒にした人で成功している人は、皆さん、
それなりの品質のゴルフ用品を持っていて、どこかこぎれいでした。
ゴルフを武器に出世した(できる)人、成功した(できる)人は、こんな考え方をしているものです。