100切りを最短で達成するスイング作りと練習法23
~シングルハンディ、競技ゴルファーにも効果的~
バックスイングは肩をしっかり回すな(その1)
レッスンを受けている、受けた経験がある方で、
「バックスイングでは、肩をしっかり回せ」
「もっと肩を深く入れて!」
と言われたことがない人は、いないのではないでしょうか。
ゴルフの本を読んでもそう書いてあるし、
仲間同士練習場で教え合っている場面でも、
よく耳にする表現です。
「肩をしっかり回せ」という表現からは、
ダイナミックなフォームが連想され、
さらには、大きな飛距離が出せるイメージになりそうです。
また、
「バックスイングでは、
肩は90度以上、腰は30度程度回せ」
とも言われているようです。
☆★“その定説”を徹底検証する☆★
“肩自体が回る角度”をご存じでしょうか?
ちょっと実験です。
腰から下は、できるだけ回らないように固定して、肩のみを回してみてください。
ふつうの柔軟性の持ち主なら、
肩自体は20度くらいしか回らないのではないでしょうか。
「肩をしっかり回そう」とすると、
意識は「肩」という単語のみに反応し、
“肩だけを回そう”
としてしまうものです。
となると、腕にばかり力が入ってしまうはずです。
よく、聞くのは、
飛ばしのパワーを溜めるには、
下半身はできるだけ動かさず、上半身とのねじれ差を作れ
という表現です。しかし、そんな動きは、プロゴルファーか、
アスリートゴルファーレベルの人くらいにしかできないことでしょう。
下半身をしっかり固定し、
腕の強い引っ張りで肩を回したバックスイングは、
見た目にはパワフルなトップの形になりそうです。
この定説を信じているゴルファーは、
「肩は90度以上回して」
と、知識としては知っているので、
肩を一生懸命に回そうと頑張ります。
肩自体は20度位しか回らないのに・・・。
下半身を動かすまいと踏ん張りながら腕の力だけで、
下半身をねじっていることになりますから、
肩にもかなり力が入り、スイングでは好ましくない、
“いかり肩”になってしまいます。
車に例えれば、ブレーキを踏みながら、アクセルを吹かしている状態です。
ダウンスイングではガクンと右肩が下がり、ダフったり、それを避けたりして
伸び上がってしまうミスになるでしょう。
↓ ↓ ↓
~つづく
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