シャフトについて考えてみましょう
そのリ・シャフトに意味がありますか?
シャフトの違いによって、飛距離や方向性に差は出るのでしょうか?
ゴルフショップには、シャフト販売のコーナーがあり、
多くのゴルファーがレベルアップを求めてリ・シャフトしに訪れています。
一昔前までは、シャフト交換するにはクラブをショップに預け、数日間待たなければなりませんでした。
しかし、ここ数年でカチャカチャ機能が付き、数十秒でいろんなシャフトを交換できるようになっています。
これで一気にリ・シャフトブームになったと言えるでしょう。
では、簡単にリ・シャフトできるようになって、ゴルファーの腕前はアップしたのでしょうか?
シャフトの違いによって、飛距離や方向性に差は出ているのでしょうか?
ここでは、ドライバーのシャフトを例に挙げ解説していきます。
コメントは、私の独断と偏見によりますことをご了承ください。
カスタムシャフトと純正シャフトとの違い
【値段の差は?】
カスタムシャフトは、シャフト単体でだいたい1本4~5万円前後が相場です。
最近は中古もあるので、上手に買うと安上がりですね。
ふつうは純正シャフトが入って売られています。
仮に、純正シャフト入りのドライバーが定価で¥65,000だっとしましょう。
メーカー側がバリエーションとして最初からカスタムシャフトを入れて販売しているケースもあります。
となると、¥90,000~100,000の値段となってきます。
ただし、希望のカスタムシャフトがすぐに見つかるかは不明です。
希望のシャフトをオーダーで組んでもらうことになると、やや待たされることになるでしょう。
【カスタムシャフトは、自分の悪癖を消してくれる性能を備えている】
カスタムシャフトは設計に自由度があります。
スイングの良い特徴を強調させたり悪癖を相殺してくれたりする加工が可能です。
ふだんから、自分のミスの特徴を把握しておき、また、打ちたい球筋のイメージも決めておきたいですね。
これを店員に話し、アドバイスをもらうと良いでしょう。
最近ではネットでシャフトの性能を詳しく調べることができます。
購入しようとするならば、自分のスイングのクセに合ったシャフトを調べてみて、
最終的には店員に聴き、試打してみて良かったら購入決定です!
【有名シャフトのペイントに価値がある??】
雑誌や試合中継などでよく目にするシャフトは、実際に効果がある無しは別に置いておいておいて、
「あのプロが使っているから」という理由で使うといった、ミーハー的な満足ならそれも良しでしょう。
それでやる気がアップし練習に励んで、結果的にレベルアップすれば、価値も効果もあることになりますね。
リ・シャフトできるメリットと問題点
メリットは、いくつかの替えシャフトを持っていれば、調子が悪くなったらすぐにチェンジでき復調できるかも。
一方、問題点(デメリット)は、
・迷い過ぎ、すぐにシャフトのせいにする。
・シャフトで全てのミスを解決しようとしてしまわないか。
などが考えられ、スイングの研究や基礎練習がおろそかになりかねない。
ミート率が高い人ほど性能の恩恵があり。ミート率が低い人はシャフトの効果は低いでしょう。
リ・シャフトのビフォアフター
私の個人的な見解ですが、純正シャフトからカスタムシャフトに替えると、
飛距離がアップするというより、純正シャフトに比べて曲がりにくくなった、という印象です。
ミスヒットしたときに「あれ?意外に飛んでいた」という感じです。
より曲がりにくくなり、最大飛距離アップというより、平均飛距離が伸びているのが実情です。
シャフトに関するエピソード
あるテレビ番組で大変興味深い実験をやっていました。
某ツアープロが、ふだん使っているシャフトにペイントされ他と識別できないようにして、
他の種類のシャフトと打ち比べをするという内容です。
ツアープロというと、感覚が研ぎ澄まされていてわずかな違いでも判ってしまいそうです。
しかし、実際は自分が使っているシャフトと他社のシャフトとの区別がつかなかったのです。
ツアープロが「こういう効果がある」と知って打つと、本当に効果があるのかもしれません。
しかし、一般的なゴルファーにとっては、シャフトの違いは大して無いのかもしれません。
シャフトに過大な効果を期待するより、先に述べた、
「あのプロが使っているから」というミーハー的な意味で使うのならアリでしょう。
カスタムシャフトにする目安や条件、注意点
そうは言っても、カスタムシャフトを使ってみたいというゴルファーには説明が必要ですね。
目安や条件、注意点を守って探せば「運命の1本」が見つかるかもしれません。
カスタムシャフトを選ぶ基準は、まず自分のヘッドスピードをチェックし、ミート率を把握することです。
ヘッドスピードは、ゴルフショップや練習場で測れます。
ミート率は、数値で測れますが算出法をご紹介しておきます。
ミート率 = ボール初速 ÷ ヘッドスピード
(例)ボール初速が50m/s ÷ ヘッドスピード40m/s = ミート率1.25
「ミート率が悪い」というのは、ヘッドスピードが速くても、
球に効率よくエネルギーを伝達できなかったということです。
結果的には、飛距離も出なかったことになります。
ミート率は、最高数値で1.56となりエネルギー伝達率100%となります。
わざわざミート率を計算しなくても、手ごたえで十分です。
「良し、当たった!」と思えたらミート率は高いでしょうし、
「なんかイマイチな当たり・・・。」だったらミート率は低いでしょう。
「ボール初速」は、芯を食えば速くなり、芯を外す度合いにより遅くなってきます。
ミート率は、だいたい1.4以上あればかなりのナイスショットでしょう。
1.3くらいでも、まあまあの当たりなので良しとしたいものです。
≪ 使い分けの目安 ≫
純正シャフトとカスタムシャフトとの使い分けの目安は、
・ヘッドスピードが43以内なら純正がベター。
・ミート率が1.3より悪いなら純正がベター。
でしょう。純正シャフトはヘッドとの相性も考えられて装着されていますから、
上記の目安に入るゴルファーにとっては最適なシャフトになることでしょう。
≪ 使い分けの条件や注意点 ≫
重さ、硬さ、長さ、キックポイントを選び抜くことでシャフトの性能を引き出せる。
ヘッドバランスでシャフトの性能も変わってくる。
グリップとの相性でも性能の発揮度が変わってくる。
スイングタイプでチョイスが分かれる。
リ・シャフトする場合は、上記項目をゴルフショップの店員さんと相談しながら決めるといいでしょう。
いくつか候補のシャフトを試打して「運命の1本」に巡り合ってください。
リ・シャフトの目的と効果
あなたにとって、「また振りたい」と思えるシャフトに巡り合えることではないでしょうか。
「気持ちよく振れる、振り心地の良いシャフト」とも言えるでしょう。
ミーハー的な考えでリ・シャフトしたとしても「また振りたい!」と思えるなら良しです。
それも立派な「効果」だと私は思います。
「運命のシャフト」に巡り合えるといいですね!
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