ドライバーの飛距離アップと方向性を両立させる練習法18
100切りを最短で達成するスイング作りシリーズ
~シングルハンディ、競技ゴルファーにも役立つ~
ティショットで使うドライバーは、そのホールの明暗を分ける大きな役割を果たします。
だからこそ、各ホールの順調なスタートを切るためにも、ドライバーショットの大きなミスは厳禁です。
そうはいっても、ドライバーは、やっぱり爽快に、出来るだけ遠くへ飛ばしたいものですね!
この記事のシリーズをお読みいただくと、ドライバーはグングン上達していきます!
飛距離をアップし、OBを減らせば、100切り達成は、もう目の前です。
”飛ばして曲げない” ドライバーの上達 動画レッスン編
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ドライバーのスライスを直す
■ クラブが適正か(ロフト、シャフト
ロフト角が小さい程、スライスすやすくなります。11度以上のロフト角のドライバーをおススメします。
シャフトは、短めが良いでしょう。45インチ以内がおススメです。
しかし、最近のクラブの多くは、長く作られていますので、
場合によっては、シャフトを短くカットしても良いでしょう。
■ ティアップはやや高めに
球がヘッドから半分出ているティアップが標準と言われています。
それよりも少し高めのティアップが、フェースローテーションで球をつかまえやすくなり、スライスを防げるでしょう。
■ ストロンググリップ
スライスが特にひどい方には、左手の甲と右手の平が上になるストロンググリップ(フックグリップとも言われる)を試してみてください。フェースローテーションがしやすくなりますが、過剰にフェースがターンしてしまう欠点もあります。
スライスの弾道がフックの弾道に変わったら、ストロンググリップの度合を弱め、下の画像のスクエアグリップに近づけていきながら、調整していくと良いでしょう。
ストロンググリップは、一時的な治療法や応急処置的な矯正法だと理解してください。
スクエアグリップ
左手の握りこぶしが2個見える程度。右指先の爪がほぼ隠れます。
スクエアグリップは理想ですが、フェースローテーションの感覚がつかめないと、スライスしてしまうでしょう。スクエアグリップとストロンググリップの中間くらいのグリップで様子をみるのがおススメです。
■ 水平振りでフェースローテーション
フェースローテーションの感覚をつかむのにおススメのドリルです。
前傾姿勢を取らず、直立で地面に対して水平に振ります。
7番アイアンくらいで良いでしょう。
バックスイングではフェースは真上を向き、フィニッシュでは
フェースは真下を向くようにクラブを動かすことがフェースローテーションのやり方です。
コツは、身体の右側でビュンと音を鳴らすことです。前傾姿勢を取って実際に球を打とうとすると、
どうしても振り遅れてフェースが開きやすくなります。
身体の右側でビュンと音を鳴らすくらいで、ちょうど真っ直ぐか、
ややドロー気味な弾道になるでしょう。
ストロンググリップが一時的、応急処置的なスライス矯正法なのに対し、
水平素振りは自然なスライス矯正法と言えるでしょう。
① 10回くらい水平素振りをしたら、いきなり球に対して前傾姿勢を取らず、
直立姿勢と前傾姿勢(通常の球を打つ)の中間くらいの前傾姿勢で数回振りましょう。
クラブヘッドが地面から50~60センチくらい浮いている状態です。
② 次に、通常の前傾姿勢で2回ほど素振りをします。
③ そして実際に球を打ってみてください。スライスは改善されていることでしょう。