ホーム>レッスンブログ>webレッスン>90切りにはコースマネジメントが大切!戦略のポイントを紹介
webレッスン

90切りにはコースマネジメントが大切!戦略のポイントを紹介

 
ゴルフスコアで90切りを果たすには、コースマネジメントが大切です。簡単に言えば、
 
「自分の腕前でどのようにコースを攻略して良いスコアを出すか、その戦略を立てること」
 
となります。良いショットばかりでプレーを組み立てるのではなく、状況を判断してミスやリスクを抑えながら球を運んでいくことがコースマネジメントとなります。以上を徹底すれば、90切りの目標到達の可能性が高まります。
 
今回はスコア向上を目指す方のために、コースマネジメントのポイントや重要性をまとめました。
これを読めばコースの状況を正しく判断でき、スコアメイクの適切な戦略を組み立てられるでしょう。
0029.jpg

ゴルフでの90切りにコースマネジメントが大切な理由

一般的に「90切り」できたゴルファーは、上級者レベルに入ってきます。上級者レベルを求めるならば、コースマネジメントの能力が欠かせません。
戦略を考えてからラウンドを進めることで、良い1打を活かせ、悪い1打の損失を最小限に抑えられます。計画どおりにボールを運べれば好調の証ですし、ミスがあっても戦略がしっかりしていれば、スコアを大きく崩すことなくプレーを進めていけます。
 
0042.jpgのサムネイル画像
コースマネジメントの例を少し挙げると、
「近道」を狙わず、林やバンカー、池のような障害物の回避。
ティショットは、飛距離よりも方向性やフェアウェイキープ重視。
「グリーンオンを狙うのは〇〇ヤードからか」等の決まり事を守り徹す。
などです。
 
これから狙う1打が「理性を欠いた欲求」なのか「成功できる確率が高い」のか見きわめながらプレーすることがコースマネジメントの心得になります。

コースマネジメントのコツ5つ

コースマネジメントは、1つではありませんし正解があるわけではありません。腕前に応じて変わりますし、調子の良し悪しによっても変わってきます。ここでは、90切りを達成したゴルファーが実践してきたコースマネジメントで、効果が高かった5つをご紹介します。
 

練習はパットの時間を多くしよう

0041.jpgのサムネイル画像

良いスコアを出すために最も必要な技術は、「パター数を減らす」ことです。どれだけショットが良くなっても、より少ない回数でカップインできないと、良いスコアは出せません。

この”当たり前”のことを徹底的に実践できているゴルファーは大変少ないのです。90切りができるゴルファーの18ホールのパット数は、30~36打くらいになることでしょう。90打数の3分の1以上がパターになる現実を重く受け止めるべきです。

良いラウンドをするためには、スタート前の練習時間の配分を決めることが大切です。大半のゴルファーが、プレー前のほとんどの時間をショット練習に費やします。パター練習は、せいぜい5分程度ではないでしょうか。良いスコアを目指すなら、ショットの練習時間を削ってでもパター練習を増やすべきです。最低20分は必要です。
パターの調子が上がる効果的な練習法をご紹介します。
 
まず、10メートルくらいの長い距離から練習を始めます。長い距離を何回も転がし、距離が合うように調節していきます。実際のプレーでは、この距離は3回に1回は2パットでカップインできれば合格です。残り2回を、いかに3パット以内でカップインできるかが90切りレベルの成否を分けます。
 
次に、5~6メートルの距離を転がし距離感をつかんでおきます。90切りを目指すなら、この距離は3回に2回以上は2パット以内でカップインすることが目標です。
 
最後に、2~3メートル以内です。この距離から3パットしているようでは、90切りはおあずけです。特に1メートル前後は、3回に1回は1パットでカップインできると、90切りはグッとラクになります。
 
パッティングの上達は、コースマネジメントを成功に導きます。パッティングに自信が持てると、アプローチショットの負担が減ります。「無理してピタっと寄せなくても大丈夫」と思えるからです。
パッティングとアプローチに自信が出てくると、ショットの負担が減ります。「無理してグリーンオンを狙わなくても大丈夫」と思えるからです。
 
パッティングが良ければ、コースマネジメントやコース攻略が成功する確率はグンと上がっていきます。
 

得意な球筋をベースに戦略を立てる

得意な球筋はありますか? 「はい!」と言える人は少ないことでしょう。言い換えれば、ふだんのプレーでどんな弾道が出ていますか? 大方、以下の4種類に分けられます。
 
①スライス系の弾道(曲がりが大・中・小)
②フック系の弾道(曲がりが大・中・小)
③高い弾道(程良い高さを含む)
④低い弾道(程よい低さを含む)
 
上記4つの弾道のミックスや、フックが出たと思ったらスライスが出ることもあるでしょうが、90切りを目指そうとしているゴルファーは、左右どちらの曲がりか、曲がり幅と高さの傾向は把握しておきたいところです。
 
プレー中に良く出る弾道の傾向を「持ち球」や「球筋」と呼びます。自分の持ち球を確立して、それをベースにした戦略を立てましょう。球筋によっては、ホールのレイアウトで苦手意識が出てきたりもしますが、持ち球があれば戦略は立てやすくなります。
 
以上から、スコアアップのためには得意な球筋の練習を重ねてください。「ここぞという場面」では、確実に持ち球で攻められるような練習が90切りを確実にしてくれるでしょう。
 

各ホールを逆から眺めてみる

202271213815.jpg
プレーをしながら、
①2打目付近からティーイングエリアを振り返って眺めて見てみる。
②3打目付近から2打目~ティーイングエリアまでを振り返って眺めて見てみる。
③カップからティーイングエリアまでを振り返って逆から眺めて見てみる。
コースは、打つ地点から落下地点を見ると狭く見えるように、錯覚を利用して設計されています。
 
しかし1打ごとに振り返って逆からコースを見ると、案外広く狙えることがわかります。初めてプレーするコースだとわかりませんが、次回来たときのコースマネジメントに大いに役立つでしょう。

フェアウェイキープを念頭に考える

0035.jpgのサムネイル画像
コースマネジメントの基本中の基本は、フェアウェイキープを最優先することです。といっても、そう思い通りに打球をフェアウェイに運べないことでしょう。どうしても、フェアウェイバンカーや林、深いラフに打ち込んでしまうものです。
そこからグリーンを狙ったり距離を出そうとしたりして無理をすると、ミスを重ねて大叩きしてしまうパターンに陥ってしまいます。
フェアウェイバンカーから距離を出そうと無理をして長いクラブを振り回すと、ダフったり土手に当たってしまったりしてバンカーから脱出するのに何打もかかってしまいます。
林から距離を出そうと無理をして長いクラブを振り回すと、木に当たってしまい、更に林の奥深くへ・・・。深いラフから距離を出そうと無理をして長いクラブを振り回すと、当たり負けして数メートルしか飛ばなかったり、と。
そこで、こう決めてみましょう。トラブルからは、「いったんフェアウェイに戻す」と。
 
例としては、打球が、
バンカーに入ったら、サンドウェッジでフェアウェイの次打が打ちやすそうな地点を狙う。
林に入ったら、7番アイアンの低い弾道でフェアウェイの次打が打ちやすそうな地点を狙う。
深いラフに入ったら、短いクラブで、フェアウェイの次打が打ちやすそうな地点を狙う。
 
いずれの場面も、距離を欲張らないことが鉄則です。スコアロスを防ぐには、フェアウェイキープの優先を心がけましょう。こういう「潔い判断」の積み重ねが大きなスコアロスを防ぎ、90切りを引き寄せるのです。
 

難しい打ち方をせず、簡単なショットで目標スコア到達を目指す

90切りを達成するには、難しいショットは必要ありません。ショットは、好きな番手を2~3本作っておきましょう。使用頻度が高くなるクラブは、
①7番アイアン
②ピッチングウェッジまたはアプローチウェッジ
③ユーティリティ
です。ここに、ドライバーが入れば最高ですが、ドライバーは上級者でも不安定なクラブなので、90切りを目指すレベルでは「最悪な調子でなければ良い」としましょう。
 
アプローチは、不必要に上げたり転がしたりせず、オーソドックスなピッチ&ラン1択でOKです。常にベタピンを狙うのではなく、「2パット圏内(4~5メートル)」に寄れば良し、とします。そこから2パット以内でカップインを目指します。
 
失敗の確率が低いクラブを選択し、リスクを最小限に抑える選択が、スコアを無難にまとめるポイントでありコースマネジメントの基本でもあります。
 

まとめ

0043.jpgのサムネイル画像のサムネイル画像のサムネイル画像

90切りを達成するには、コースマネジメントを意識しましょう。ミスしても、自分を見失わず、冷静な判断で次の1打に臨みましょう。次の1打は、その次の1打の“お膳立て”です。「2打先のことを考えて次の1打のプランを立てる」ことが、失敗しないコースマネジメントです。

 
「倶楽部ゴルフジョイ」では、スコアアップを目指す方のためのレッスンを実施中です。少人数制なので、課題解決に集中しやすいといえます。実際にプレーをしながら、コースマネジメントの基本から応用までをレッスン致します。
 
 

トラックバック(0)

トラックバックURL: https://www.club-golfjoy.com/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/903

PAGE TOP