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ゴルフが上手くなる記事

vol.34 スイング軌道に直線は無い?

100切り達成自分流スイング上達塾・オンラインレッスン

vol.34
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スイング軌道は目標方向、後方への直線の動きはない

 
当サイトのレッスンでは、たびたび、
 
ボディは回転運動、クラブヘッドは円運動
 
がスイングの基本理論であり、スイング中の身体の動作や、
スイング軌道の中に直線の動きは無い
と述べてきました。
 
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肩にシャフトを当てて回転を確認

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スイング軌道は円になる

 
 
このスイング理論は、他の項目とも関連してきます。
自分流スイング理論の基本にもなりますので、しっかり理解してください。
 
本項目では、スイング軌道の中の直線運動について、

■「バックスイングはクラブヘッドを低く、長く遠くへ引け」
■「フォロースルーは目標方向に放り投げるように」

という定説と絡めて検証していきます。
 
20181151301.jpg低く、長いバックスイングのイメージ
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フォロースル―は目標に真っ直ぐに放り投げる?

 
巷間よく聞くこれらの定説は、スイング軌道を「直線」とイメージしてしまうのではないでしょうか? 
 

 

《ここが我流スイングへの落とし穴だった!》
「低く、長く遠くへ」という表現は、普通に聞けば直線運動を連想してしまいます。
直線運動では、円であるスイング軌道にクラブヘッドをスムーズに乗せていけません。
 
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エラーの体重移動であるスエ―と呼ばれる
身体が横へ流れる動作も誘発してしまいます。

結果、スイング軸が崩れるので、
ミート率も大きく落ちてしまい、
我流スイングの原因になります。

 

 

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この表現は、バックスイングで、クラブヘッドを
小手先でヒョイとつまみ上げてしまう、
または、急激にインサイドやアウトサイドに
上げてしまう人の矯正イメージとしての表現が、
一人歩きしてしまったものと思われます。

 

 
 
自分流スイング作りでは、スイング理論の「標準値」から偏っている過剰なエラーの動作の場合には、
該当する動作の
正反対の偏った過剰なエラーの動きを入れてやることで、
それぞれのエラーを「相殺」「中和」していきます
この定説は、相殺や中和を表現したのでしょう。
 
 
狙う地点が狭くて、”曲げたくない”、ときに、”真っ直ぐ飛ばしたい!”と、
理論よりも欲求の方が勝ってしまうことがあるものです。

 
バックスイングを真っ直ぐに引いてしまうのと同様に、
球が飛ぶ方向(飛球ライン)にヘッドを沿わせてしまうのがその典型です。
飛球ラインの、やや内側にヘッドを振り抜いていくのが、正しいスイング理論です。
この辺りの理解は、「スタンダードスイング理論」で確認しておいてください。
 
 
バックスイング、フォロースルー両方の直線運動は、
腕が身体から離れ、大きく伸ばされていくので、
ウンスイング~インパクトでは、腕がアドレス時よりも長くなってしまいます。

「腕が長くなってしまう」とは、ダフったり、それを避けて伸び上がってしまうことです。
上下左右に不均等に膨らんだ、”いびつな”円軌道になるからです。

自分流スイング作りの3つの基本理論の一つである、          
地面との接点(スイング軌道の最下点)がズレてしまいます。
 
 
≪自分流スイングへの転換のコツ≫
「スイング」という言葉自体に、スイング作りの極意が込められています。
 
スイングは、直訳すると「振る」です。
ゴルフでふつうに表現される「打つ」や「当てる」は、ヒットです。
良いスイングである円運動は、クラブを回すことです。
 
クラブを「振り回す」とは言いますが、「打ち回す」や「当て回す」という表現は聞いたことがありません。
ゴルファーがふつうに使う「球を打つ」「上手く当たらない」などの表現は、
無意識下で直線のイメージを連想させ、知らず知らずのうちに、
我流スイングに陥ってしまうのではないでしょうか。
 
 
自分流スイング作りでは、
 
「球を打とう、当てにいこうとするな。クラブを回せば(振り回す)、球に”当たる”もの」
 
と考えていきます。
 

下に紹介するクラブ回しドリルを実践してみてください
クルンと1周回せればベストですが、「回そうという意図」だけでも効果があります。
 
このクラブ回しドリルを実践した後に、ふつうにスイングすると、
クラブヘッドがスムーズに円運動する実感がつかめます。
自分流スイング作りでの正しい腕の使い方です。
 
もちろん、球も打ってみてください。
最初はちょっと上手くいかないかもしれませんが、
数十球も練習すると、コツがつかめるでしょう。
 
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① 手だけで上げないように

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② 胸は正面を向いたまま

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③ 素早く肘をたたんでいく。
胸は正面のまま

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④ 手首と肘は柔らかく

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⑤ ワキは体から離れないように

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⑥ 1周回して構えに戻る

 
もし、クラブ回しドリルがどうしてもできない、という方は、
次の「V字ドリル」を試してみてください。

V字運動と円運動は違う動きのように見えますが、
身体の回転が加わると、V字運動がキレイに円運動になってしまいます。

V字運動では球は打ちません。
10回程度V字運動をした後に、ふつうにスイングして球を打ってみてください。

 

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① 右肩の上に向かって上げていく

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② 肘のコンパクトなたたみがコツ

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③ 右肩から構えに向かって振り下す

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④ 肘が次第に伸びていく

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⑤ 構え = インパクト

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⑥ 左肩に向かって上げていく

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⑦ 肘のコンパクトなたたみで

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⑧ クラブを立てていくように

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⑨ 左肩にかつぐ =フィニッシュの形

 

 
 
ゴルフスイングの究極は、スイングをすれば、球に「当たってしまう」ことです。
そのためには正しいアドレスが大前提です。
 
 
スタンダードスイング理論では、「良いスイングは、良いアドレスから生まれる」と述べました。
良いスイングのナイスインパクトで、自動的に「当たってしまう」ためのアドレスを作ることが、
スタンダードスイング理論の根幹になり、自分流スイングへのアレンジを可能にします。
 
上手く打とう、当てようとする意図よりも、
「理論を守ったスイング軌道を描こうとする意図」こそが、
ナイススイングを生む、というのが自分流スイング作りの極意なのです。
 
 
 
 
【その他の練習ドリルの復習】
 
当サイトでも紹介している両足閉じドリルが、
我流スイングから自分流スイングへの転換を助けてくれます。
 
他の項目でも述べた、クラブを逆さにして振ってみるドリルと併用すると、
たちどころにエラーの動きがわかります。
 
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両足を閉じて7番アイアンくらいを打ってみましょう。

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シャフトを反対に持ってスイングしてみましょう。
腕を伸ばして振ってみるとスピードが出ますか?

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腕をたたみながら振ると円軌道になり、
ビュンと音がしてスピードが上がります!

 
両足を閉じて低く長く遠くへバックスイングすると、グラついてバランスを崩しますし、
フォロースル―で直線運動をすると、ビュンと音も鳴らせず、ヘッドスピードが上がりません。
 
 
両足閉じスイング中は、円運動をする腕の直径がコンパクトに感じるものですが、
コンパクトになったのではなく、その腕の長さが打つ人の適正寸法なのです。
 
スタンスを通常の広さにしてフットワークでの回転運動を加えると、
そのゴルファーにとって過不足のない腕の直径になります。
 
 
 
 
 
正しい解釈のポイント
 
上記の練習法は、全てスイング中の直線運動を避ける、または矯正するためです。
スイングは円運動ということを理論的に理解していると、本サイトで紹介した項目以外で迷ったときも、
判断や分析を見誤らなくなります。
 
 
スイング作りで怖いのは、理論的に間違ったことを、
正しいと思い込んで一生懸命練習していくことです。
 
これでは、せっかくの努力が実りません。
 
 
私は、これまでのレッスン活動で多くのそのようなゴルファーを見てきて、
残念でならずに当サイトを開設しました。
当レッスンを受けていただいている方々には、ぜひ実る努力をしていただきたいと願っています。
 
 
 
「定説」を盲目的に信じないこと
昔から今に伝わるスイングに関するほとんどの定説は、
当時からのプロの独自のイメージやフィーリングを言葉にしたことが伝承されてきたものです。
知名度の高いプロの言葉であれば、なおさらでしょう。
 
 
しかし、あくまでそのプロの「感覚として、自分はそうやっている」、ということを忘れてはいけません。
 
プロのスイング動作は理論的には適っているはずですが、
プロ独自の感覚的な表現やイメージは、正しい理論と一致するとは限りません。
 
 
スイング作りで悩んだり迷ったりした時は、当サイトのスタンダードスイング理論、
それをベースにしてアレンジしていく自分流スイング作りをぜひ活用してください。
きっと悩みや迷いは解消されるでしょう。
 
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