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ゴルフが上手くなる記事

vol.42 体のねじれ差を作り大きなトップでないと飛ばせないのか?

100切り達成自分流スイング上達塾・オンラインレッスン

vol.42
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ねじれ差 = 飛ばしの元?

飛ばすには下半身をどっしりと動かさず、
 バックスイングで上半身とのねじれ差を作り、
 大きなトップ・オブ・スイングで飛ばそう!


ゴルフ雑誌で、有名プロのスイング解説記事などでよく見かける表現ですね。
「下半身を動かさず」という表現からは、いかにも体勢が安定して、
曲がらずに飛びそうな感じが伝わってきそうです。 

 
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下半身をどっしり動かさず、上半身と下半身の
ねじれ差を作ったバックスイングは、こんな風になりそうです。

 
○○プロのように、下半身をどっしりさせ、大きなバックスイングを作る。
 アマチュアゴルファーも真似てみよう

も、レッスン記事をよく見かけるものです。
 
毎日トレーニングやストレッチを実践し、
食事管理まで徹底しているプロゴルファーのスイング動作を、
果してアベレージゴルファーが真似できるのでしょうか?  
 
 

ここが我流スイングへの落とし穴だ!

 
≪ブレーキをかけながらアクセルを踏み込むようなもの≫

下半身をどっしりと」「上半身と下半身のねじれ差をできるだけ作れ
 
よくよくこの言葉の真意を理解していないと、我流スイングに陥ってしまいます。
では逆に、下半身を”どっしり”の反対である、スイング中に身体がグラつくとは、どういった症状でしょうか?
 
私は、以下の症状を挙げます。

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1. 膝が割れる(アドレス時のヒザの間隔より大きく外側に広がる)

2.スイング中、靴が外側にめくれる(親指が外側に浮く)

 
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3. フィニッシュで、「おっとっと」とバランスを崩す 

などでしょう。
 
ゴルフスイングでの「下半身はどっしりと」は、動かないように固定することではありません。
スイング中、下半身はしっかり動かすべきです。ただ、「正しい動かし方」があります。
下半身の正しい動きと、正しいフットワークをおぼえてください。
 
 
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正しいフットワーク1

自分流スイング作りのフットワークでは、
左ひざは内側に入れていきます。

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正しいフットワーク2

フィニッシュでは、両ひざが付き、
右かかとが真上を向きます。

 
下半身を動かさずに大きなトップ・オブ・スイングを作ろうとすると、
まるで、ブレーキをかけながらアクセルを踏み込むようなもので、相当身体が苦しいはずです。
 
 
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特に上半身はかなり力み、
仮に大きなバックスイングが作れたとしても、

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ダウンスイングでは完全に
コントロール不能になってしまうでしょう。

  
 

自分流スイングへの転換のコツ


≪自分の適正なトップの位置を知ることから≫
 
自分に適したトップの位置のチェック方法をお教えしましょう。
まずは、ふだんイメージしているトップ・オブ・スイングの形を作って、しばらく静止してみてください。
10秒間以上、無理せず静止できる形があなたの適正なトップの位置です。
 
 
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多くの我流スインガーは、上の左の画像のトップの位置をイメージするようです。
この形だと3秒程度で、だんだん腕が下がってきていませんか? 
ほとんどの方が、10秒間静止できないことでしょう。
 
自分流スイング作りでは、上の右の画像のトップ位置がおススメです。

えっ?こんな低くて小さいの!と思うかもしれません。
この位置や形だと、10秒間はラクに静止できるのではないでしょうか。
 
実際のバックスイングでは、クラブを上げるときの勢いや反動、
力みなどで、イメージしている大きさより、大きくなってしまう
ものです。
それを計算に入れておきましょう。
 
 
「つもり」と実際の動きとの差
10秒間以上静止できる位置をイメージしながらバックスイングしてボールを打ってみてください。
ビデオででもチェックしてみるとよくわかります。
実際は、思っている位置よりずっと高い位置に上がっていることに気付くことでしょう。
 
自分流スイング作りでは、バックスイングの大きさは、小さいな、物足りないな
と感じるくらいがちょうど良く、
スイングも安定すると考えていきます。
 
 
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理想的なトップの位置と形

バックスイングで肩をしっかり回さないといけないのか?」と併せて考えると、理解しやすいでしょう。
 
 
バックスイングは、ねじれ差より回転で作る

ねじれ差で作るバックスイングは苦しいものです。
よほどの柔軟性と弾力性に富んだ筋力が必要です。
 
上半身と下半身とのねじれ差を最大にしてパワーを溜めるのは、
トレーニングを積んでいるプロのフォームです。
自分流スイング作りでは、できるだけラクな回転でバックスイング~トップを作っていきます。
 
バックスイングは、
 
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背中を目標に向けるイメージを持ちましょう。
背中全体を一枚の板と意識するのがおススメです。

腕で上げる意識が薄くなり
その人にとって適正なトップの位置におさまります。

 
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 背中を目標に向ける始動として、
右ポケットを後ろに引っ張ってもらうイメージがおススメです。

この方法で、スムーズな回転とコンパクトなトップができます。
 
 
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注意点は、手をインに引き過ぎないこと

 
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右ひざの内側で踏ん張ること

 
 
自分流スイング作りで役立つフットワーク

自分流スイング作りの練習ドリルとして考案した「内股ターン」がおすすめです。
バックスイング~フォロースルーと、パワーが逃げない良い回転ができます。
 
まず、お尻を突き出して、腕とひざをX状にします。
 
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そのままバックスイングすると、正しいフットワークになります。

右ひざが流れなければ、左かかとが少し浮くのは問題ありません
むしろダウンスイングは、左ひざからしっかり踏み込めるので、
動作のタイミングが取りやすくなります。

 
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アドレス時のエックス脚から、そのままフィニッシュまでターンした感覚が、正しいフォロースイングのフットワークです。

 
中心に感覚が絞り込まれる感じがしませんか?
 
身体の中心に感覚が絞り込まれる感じが、左右のグラつきやブレを防ぎます。
どうしてもキツかったら、スタンス幅を狭くしましょう。
 
フィニッシュでは、右ひざが左ひざの裏側に入り込むくらい内股になるように練習してください。
フットワーク練習は、部屋の中でできるのでおススメです。
 
ボールを打つ実際のスイングでは、力んだり、エラーの動きが入ったりして、
関節の可動範囲がかなり狭くなってしまいます。
「内股ターン」練習で、ヒザの関節にキツめのフットワークをしつけておくのがいいでしょう。
 
実際のスイングでのコツは、エックス脚まではせず、両足の親指を地面に突き刺す意識を持ちます。
 
フィニッシュで、両膝がぴったり付くのが目安です。
スイングの動きが小さくなった気がしますが、
これは、垂れ流していたパワーを両ヒザの間に閉じ込めたからです。
 
 
 
フットワークの練習法 その2
 
100円ショップなどで売っているビーチボールを、
両ひざにはさんでスイング中落とさないように動ければ、

「しっかり下半身を使いつつブレない」フットワークが身に付きます。
 
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アドレスでは、ビーチボールが落ちない
程度に軽くひざを締めておきます。

バックスイングでは、ひざでビーチボールを
徐々に締めていき、
ダウンスイングから
フィニッシュに向けて、

一気にボールを押しつぶすようなイメージです。
(実際は押しつぶれません)
 

 

スイングの動きが小さくなった気がしますが、
これは、垂れ流していたパワーを両ヒザの間に閉じ込めたからです
 
ビーチボールを外しての実際のスイングで、
どうしても下半身がキツかったら、スタンス幅を狭くしましょう。

フィニッシュでは、右ひざが、左ひざの裏側に
入り込むくらい内股になるような動き
ができれば最高です。

 

 

正しい理解のポイント

スイング中の、「本能的な動き=キツさから逃げる」を考慮することです。
 
バックスイングで筋肉や関節を無理に引っ張ったり大きく伸ばしたりしたら、
ゴムと同様に、筋肉は、ダウンスイングでは反対に縮んでしまうのです。
 
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結果、フォロースルーで左肘が引けて、
身体の回転がにぶったり、
身体が伸び上がってしまったりしてしまいます。
 
 
まとめ
「関節や筋肉に負荷をかける」と表現しますが、「負荷 = キツい」でしょう。
キツいと、スイング軌道をイメージしながらより、
早くキツさから逃れたい”のではないでしょうか。
 
打つ前のイメージでは、こうスイングしよう、と思っていても、
無理して引っ張った関節や筋肉の痛さ、
キツさから逃れる本能のほうが優先されるようです。
 
スイング中に、キツさから逃れる動きは、スイングを崩す動きです。

バックスイングの大きさは、個人差です。
一概に大きいバックスイングが飛ぶとは言い切れません。
 
 
vol.42
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