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ゴルフが上手くなる記事

vol.51 バックスイングで肩は回さないといけないのか?

100切り達成自分流スイング上達塾・オンラインレッスン


vol.51  
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バックスイングで肩をしっかり回さないといけないのか?


レッスンを受けている、受けた経験がある方で、バックスイングでは、

「肩をしっかり回せ」

「もっと肩を深く入れて!」

と言われたことがない人は、いないのではないでしょうか。

こんな形です。
 

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下半身を止めて、肩だけを回したトップの形。
かなりの柔軟性と、強靭なバネがないと、こんな形はできない。

ゴルフの本を読んでもそう書いてあるし、
仲間同士練習場で教え合っている場面でも、よく耳にする表現です。


「肩をしっかり回せ」という表現からは、ダイナミックなフォームが連想され、
さらには、大きな飛距離が出せるイメージになりそうです。

また、「バックスイングでは、肩は90度以上、腰の回転は30度以内で」
とも言われているようです。



☆★“その定説”を徹底検証する☆★

 “ 肩自体が回る角度 ”
をご存じでしょうか?


ちょっと実験です。
腰から下は、できるだけ回らないように固定して、肩のみを回してみてください。
ふつうの柔軟性の持ち主なら、肩自体は20度くらいしか回らないのではないでしょうか。


「肩をしっかり回そう」とすると、意識は「肩」という単語のみに反応し、
“肩だけを回そう”としてしまうものです。
となると、腕にばかり力が入ってしまうはずです。

よく、聞くのは、飛ばしのパワーを溜めるには、

「下半身はできるだけ動かさず、上半身とのねじれ差を作れ」

という表現です。しかし、そんな動きは、プロゴルファーか、
アスリートゴルファーレベルの人くらいにしかできないことでしょう。

 

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上半身が脱力し、肩が充分に

「回っている」

理想の状態。
左ヒザの動きに注目したい。右ヒザに寄せるように使いたい。

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下半身を動かせないように固定して、肩だけを

「回してみた」

状態。20度程度しか回せないだろう。


下半身をしっかり固定し、腕の強い引っ張りで肩を回したバックスイングは、
相当に身体がキツく、見た目にはパワフルなトップの形になりそうです。

この定説を信じているゴルファーは、「肩は90度以上回して」と、知識としては知っているので、
肩を一生懸命に回そうと頑張ります。肩自体は20度位しか回らないのに・・・。

下半身を動かすまいと踏ん張りながら腕の力だけで、下半身をねじっていることになりますから、
肩にもかなり力が入り、スイングでは好ましくない、“いかり肩”になってしまいます。



【肩だけを回したトップからダウンスイングすると?】
車に例えれば、ブレーキを踏みながら、アクセルを吹かしている状態です。
ダウンスイングではガクンと右肩が下がり、ダフったり、
それを避けたりして伸び上がってしまうミスになるでしょう。

 

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下半身をガッチリ固定して、
肩を無理やり回したトップの形からダウンスイングすると、

    ↓ ↓ ↓

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上半身の操作性は完全に失われ、右肩はガクンと下がり、
大ダフリになるだろう。

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【理想的なバックスイングの形】

コンパクトながら、充分にねじられている。
左腕の突っ張りもほとんどない。

 

 

☆★上達につながる正しい理解☆★

ではどうやって、“飛んで曲がらない”バックスイングを作っていけば良いのでしょうか?
バックスイングは、肩ではなく、腰や太ももからねじっていけば、肩は “自然に” 回ってきます。

腰は、「肩の周りの半分」を目安にしましょう。
つまり、肩は「回す」のではなく、肩は「回る」のです。

さらには、肩は「回ったように見える」という方が骨格的には適正な表現でしょう。


 

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肩のみを回したバックスイング

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下半身からねじったバックスイング

 左ヒザの使い方に注目してください。

 

■ 右の画像が、良いバックスイングの形。自分流スイング作りで目指す形です。
■ 左の画像が、腕で引っ張り上げて肩だけを回した形

両者のバックスイングの形を比べてみると、上半身のリラックス度の違いは明確にわかります。

肩の回転量は、90度~110度くらいが理想と言われていますが、
柔軟性に乏しい方は、70度前後、柔軟性がかなり低い人なら45度位でもいいでしょう。
無理に肩の回転を得ようとして上半身が力むよりも、45度でも十分な肩の回転量と私は見なしています。


自分流スイング作りでのバックスイングは、肩を回すことより、フットワークを上手に使うことです。
フットワークを使うとは、

「左ひざを右ひざに寄せていく」

ことです。” 内また ”の感じがすれば、OKです。

バックスイングでの右ひざはしっかり曲げたまま
左ひざを右ひざに寄せながら、腰は45度くらい右に向けましょう。

身体が硬い人は、左足かかとを少し浮かせるといいのです。
きれいに背中が目標に向き、自然と肩が回ってきます。

肩の回転量が少なくても、前定説の「バックスイングでは、左腕を真っ直ぐに伸ばす」でお話したように、
左腕に十分ゆとりを持たせていれば、ダウンスイングからインパクトにかけて、ラクに振り抜けていけます。

 


良いバックスイングの作り方
 

1.右のポケットを後に引かれるイメージ    ( + 左ひざを右ひざに寄せていく)

2.背中(肩は意識せず)を目標に向けるイメージ

だと、スムーズにバックスイングできます。
ちょっとしたイメージや意識の持っていき方で、身体をラクに使うことができます。

1と2を同時に行うと、柔軟性の低い人でもラクに肩が回るでしょう。

 

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バックスイングの始動のきっかけは、

「誰かに右のポケットを引っ張られている」

イメージがおススメ。

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背中に意識を移すと、腕の硬直を防ぎやすい。
左腕は、無理に伸ばす必要は全くない。

 


≪ 上手にバックスイングできるリュックサックドリル ≫ 

バックスイングを手先で引っ張り上げて肩を回していたゴルファーに、おススメの練習法をご紹介しましょう。
リュックサックを背負ってスイングしてみてください。(下の画像参照)

リュックサックがお手元に無ければ、イメージしてみるだけでもいいでしょう。
手先ではない、ボディターンのバックスイングのフィーリングがつかみやすいです。


適度な重さのモノを詰めてください。
肩に意識を持っていかず、フットワークを主体にして、
バックスイングでは、リュックサックを左に、ダウンスイングで右に揺すってみてください。

背中側に意識がいくので、大きな肩の回転が得られるイメージがつかめるでしょう。
 

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リュックを背負うと、背中に意識がいく。
手先より、より大きな部位で動かしていくのが良いスイング作りのコツ。

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トップの位置から、リュックを反対に回しながらアームローテーション。
 

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左ヒザは固定せず、内側に寄せていくとラク

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フォロースル―のヒザの使い方

 

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背中側を意識すると、 

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肩がラクに回るだろう

 

今回のまとめ

バックスイングでの肩は、

■ “回す”のではなく、“回る”。または、“回ったように見える”という解釈と感覚を持つ。

■ 肩ではなく、下半身や背中に意識を持っていくことで、スムーズに肩が回ったバックスイングになる。


ことを解説してきました。
つまり、バックスイングで「肩を回す」とは、ヒザや股関節で身体をねじる割合が多くなるということです。。

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110度くらい回った肩
ここまで回れば、アスリート級

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一般的には、90度くらいで充分

 

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70度くらい回った肩の形

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硬い人や、ご年配ゴルファーは、
45度程度でもいいだろう

 

 

 

 

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