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ゴルフが上手くなる記事

vol.12 スイング理論の"標準値"である「スタンダードスイング」

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vol.12 
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スタンダードスイングの各パートの標準形を知る

 

スタンダードスイングのアドレスからフィニッシュまでの
7つのパートの部位に分けて、特徴を説明していきます。

スタンダードスイング理論は

良いスイングは、良いアドレスから生まれる

ことを根本的な考え方とします。

「良いアドレス」を1つ目のパートとします。

良いアドレスを作るためには、4つの項目を守りましょう。

1.グリップ

2.スタンス幅

3.前傾角度と膝の角度

4.クラブごとの球の位置

201892232741.jpg

1番目の項目はグリップです。

個人差があっても良いですが、
スクエアを基準に、許容範囲内のズレでおさまっているか。

 

201892232831.jpg

2番目の項目はスタンスです。

球ではなくラインに対して構えられているか。
足幅は番手ごとに適正か。

 

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3番目の項目は、スイングの屋台骨である前傾角度と膝の角度です。

クラブの長さ別に段階的に変化できていて、前後の体重配分も適正か。

 

 

最後の項目は、クラブごとの球の位置は適正か、です。

 

20189223316.jpg

アイアンは、スタンスの中央付近に

201892233135.jpg

ドライバーは、左足かかと延長線上付近に

 

昔から、

構えを見れば、打たなくてもその人の腕前がわかってしまう

と言われています。
私は、「これから打つショットの運命は、8割以上決まっている」と考えています。

つまり、アドレス次第で、ナイスショットかミスショットかが、ほぼ決まってしまうということです。

201892233224.jpg

2つ目のパートはバックスイングです。
スイングの準備のゾーンであり、
パワーを溜めていく動作です。

 

 

201892233254.jpg

始動は、手先でクラブを上げたりしないことです。
右のポケットを後ろに引っ張られるイメージで、
つられて手元が動いていくのが理想です。

201892233339.jpg

手元が腰の位置(左腕が8時の位置)では、
グリップは内側(身体に近い)で、
クラブヘッドは外側に位置させるのが大きなポイントです。

 

 
体重は徐々に右足に乗っていきます。手元が肩の位置では、コックは完全に完了します。

 

201892233517.jpg

手元とシャフトとの間にできる角度は
90~110度くらいが目安で
背中は完全に目標を向いています。

 

 

3つ目のパートはトップ・オブ・スイングです。

20189223367.jpg

手元は、右耳付近の高さで充分です。
飛距離を腕の振り上げの高さや大きさで作らないことです。

201892233657.jpg

飛ばしのパワーは、右足の内側に
溜まっている状態が理想的です。

201892233737.jpg

正面から見ると、右ヒザの上に左肩が乗っています。

201892233821.jpg

柔軟性に富んでいなければ、
左かかとはヒールアップして、
身体のねじれを助けても可とします。

   

4つ目のパートはダウンスイングです。

切り返しと呼ばれるダウンスイングの始動は、左足と腰がやや先行していきます。
上半身と下半身のズレが生まれ、体重は左足に乗っていこうとしています。

201892234033.jpg
 


バックスイングで準備したパワーを解放し、球に伝えていく動作がアンコックです。
ここでは、アンコック(腕とシャフトとの間にできた角度をほどく)前の位置と、
アンコック後の位置の2段階に分けています。

アンコック前では、まだクラブヘッドは上空を指し、アンコック後の手元の位置と角度は、
バックスイングの腰の位置(左腕が8時)とほぼ同じが理想です。

201892234118.jpg
 

 

5つ目のパートはインパクトです。

顔は打つ人から見て球の右に位置するのが理想で、この形はビハインド・ザ・ボールと呼ばれています。
手元はほぼアドレスの位置に戻り、目標側に流れていません(身体の幅の中にある)。

20189223424.jpg
 

下半身からダウンスイングできれば、アドレス時よりも腰は目標側に向き、
わずかにハンドファーストの角度が強まり、球にしっかりとパワーが伝わっていきます。
右ヒザと右肩も著しく前へ出ないことがポイントです。

201892234331.jpg

 


 

6つ目のパートはフォロースルーです。

グリップが腰の位置(4時の位置)と肩の位置との2段階に分けています。

201892234418.jpg

フォロースル―4時の位置

201892234448.jpg

フォロースル―3時~2時の位置

グリップが左腰の位置(4時)では、バックスイングでの位置(8時)とほぼ左右対称です。
手元を身体から離していかないことがポイントです。

 

 

2020519145059.jpg
フォロースルー3時~2時にかけて、
左腕は素早く折りたたんでいきましょう。

イメージとしては、2時の位置で
グリップエンドを地面に向けるようにです。

 

2020519145126.jpg

フォロースルーで、意図的に腕を伸ばすのは良くありません。

 

 

 

201892234532.jpg

右足が内またに回転していき、かかとが浮き始めていきます。
フットワークが主体の身体の回転を止めないことが、
フォロースル―で最も気をつけることです。

 

 

7つ目のパート、最後にフィニッシュです。

「構えと終わりが良ければ、途中も良し」と述べたように、
スタンダードスイング理論では、フィニッシュは、アドレスとともにとても重要な位置とします。

201892234617.jpg

胸と背中が反転するくらいターンできれば理想

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右かかとは真上を向き、両膝は付いている

 

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左足の上に9割程度体重が乗っている

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右肩がアゴの下に入っている

 

 

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vol.13 独学で自分流スイングを完成させるには

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独学で自分流スイング作りを成功させるには

ゴルフの上達を目指すというと、まずはゴルフスクールでレッスンを受ける選択肢が浮かぶことでしょう。
通常形態は数打席のグループレッスンになっています。

一クラスの受講人数が多くなってくると、
マンツーマンレッスン的な個人の要望には対応できないのが実状です。

レッスンを受ける人のほとんどは、上達願望は高くても具体的な上達方法は持っていない傾向で、
ほぼスクール側のカリュキュラムに従っています。その中で一人だけ「自分流スイング」という、
特別カリュキュラムを実践してほしいと頼むのは難しいかもしれません。


もしあなたがその立場なら、しっかりと上達計画を作成し、
スクールのプロや先生に相談してみるのがいいかもしれません。

しかし、スクール側のカリュキュラムに沿ったほうがレッスンをやりやすいので、
担当のプロがあなたの計画に賛成し、協力してくれるかは不明です。

また、曜日ごとに担当プロが変わるスクールもあり、
「技術論の統一」や「技術的情報源の一本化」は大変難しくなります。
となると、あなた自身で立てた目標を、独学で実行し、達成していくという選択になるでしょう。


自分流スイングを習得していくのに、独学を選択する場合で話を進めてみましょう。
本サイトで述べたように、指導者に習わずに自分だけの考えやペースで練習していくと、
スイング習得に必要な「違和感と負荷」に対して、
安直でラクな方へどうしても行きやすいのが独学の難しいところです。

本サイトの受講者の方は、おそらく独学で、我流スイングに近い状態で進んできたのではなかったでしょうか。
今後も独学でスイング練習に励んでいくことでしょう。

 

レッスンを受けるのと、独学との違い

ゴルフスクールでのレッスンを受けるのなら、担当のプロとスイング作りの打ち合わせをしなければ、
あなたは、ほぼ確実に、一方的にスタンダードスイングを教えられます

高いレベルまで上達するには、スタンダードスイングをマスターすることが理想なのですが、
そうスムーズにマスターできるものではないことは、本サイトから理解していただけたと思います。


レッスンに通える時間帯や、スケジュールが合わない場合も出てくるでしょうし、
時間的金銭的制約も考慮しなければならないことでしょう。

思ったようにレッスンや練習がはかどらず、“なかなか上手くならない”とフラストレーションを溜めるよりも、
あなた自身が、自分流スイング理論を理解することができれば、独学でもやっていけるかもしれません。

計画的かつ継続的で、充実した練習ができる環境が作れるでしょうか?
お住まいの近くに、便のいい練習場があれば最高ですね。

そして、本サイトで作成した自分流スイング作りマニュアルを元に、
練習を習慣化できれば、自分流スイング作りは成功できるでしょう。

 

自分の知識、練習を信じ切れるかが成功のカギ
あなたが独学でいくのなら、重要なポイントがあります。それは必要以上に「他人の意見に左右されない」ことです。
他人は、あなたが真剣に練り上げた自分流スイング理論のことなど何も知らないでしょうし、
理解もしてくれていないでしょう。アドバイスをくれたとしても、
その多くは、雑誌か何かで見聞きした“借り物の”理論を言ってくるものだからです。


私が独学ゴルファーを見ていて残念に思うことがあります。
少しでもたくさん情報を仕入れようとして、アドバイスしてくれる人の意見を全部聴こうとしていることです。

たくさんの情報から、自分に適した情報を取捨選択するのは困難です。
他人の無責任なアドバイス」に振り回されている人が多く、
結局自分に適した理論を作れずに、無駄な練習量だけは積み重ねているのです。

それは、まさに我流スイングへ一直線となってしまいます。
本サイトの受講者の方には、貴重な努力をそんな残念な結果に結び付けてもらいたくはありません。

また、雑誌などの連続写真を見てあれこれ参考にするのも程ほどにしておきましょう。
ほとんどの記事が、身体能力や才能のズバ抜けたトッププロをモデルとしていますし、
スタンダードスイング理論を“超越”したレベルのスイング理論は、むしろ逆効果です。

 

自分流スイングでどこまで上達できるのだろうか?

ゴルフ上達の定義はいろいろ考えられます。「スコアがアップすること」や、
「飛距離を20ヤードアップさせること」など、ゴルファーそれぞれでいいと思います。

「ゴルフ仲間と楽しくプレーできるまでになれた」や
「仕事関係でも相手に迷惑をかけない程度にプレーが出来るようになった」
なども立派な上達だと思います。

しかし、本サイトでは「スコアをアップさせること」にこだわってみたいと思います。
ここでで学んでいただいた自分流スイングで存分にプレーでき、
あなたが満足の行くレベルの目標に到達できたのなら、運営者としてうれしい限りです。

 

成功するために計画作りを
ゴルフに限らずどんな分野でも、目標を達成するためには、しっかりとした計画を作ることが不可欠です。
願望や情熱だけの、やみくもで無計画な練習では、貴重な努力も報われません。

私は、日々のレッスンで多くのそんなゴルファーを見てきて、それが残念でなりません。

きちんと計画を立て、自分に適した理論を作って計画的な練習を積んでいけば、
もっと上達できたのにと思うゴルファーがたくさんいます。

私がふだんのレッスンでアドバイスしているゴルフの上達計画の作り方を、
「ミクロ的」と「マクロ的」に分けて挙げてみましたので、参考にしてみてください。


【ミクロ的目標設定】

1. 具体的であるか(どんなゴルファーになりたいかの理想像や練習メニュー、理論の作成)

2. 数値で表せる(目標スコア、目標飛距離等や、使える金額、練習やラウンドの頻度)

3. 現実的な(現在スコア100の場合で、3か月で70台を目指す、などは非現実的)

4. 期限をつけて(いつまでに達成するのか、1次目標、2次目標、最終目標など)

 

【マクロ的目標設定】

1. ゴルフの環境作り

目標を掲げ、いざ実行に移すとなると、ご家庭で練習できるという方は非常に少ないでしょう。
アクセスの良い練習場やゴルフ場を見つけることが必要となります。

都会でも、最近ではインドア練習場が結構な数であります。弾道測定機を設備しているところも多く、
大型練習場とメリット・デメリットを比較して、上手に使い分けましょう。

練習環境を整えれば、次は練習の習慣を作らなければなりません。
目標を達成する、という強い願望や決意がないと、習慣はすぐ崩れてしまいます。


あなたの自分流スイング作りに理解、協力してくれるプロが見つかるなら、レッスンに通ってもいいでしょう。
お金をかけると「損しないようにしないと。元をとらなきゃ」と、強制的に習慣を維持できるものです。

自分流スイング理論を練り上げ、日々の練習記録や計画作りのためのデスクワークも必要です。
上記の計画を作成するのも、紙とノートが必要でしょう。

理論も頭の中だけで考えたりイメージしたりするだけでは、漠然としているだけで、
自分流スイング完成という“一大事業計画書”は作成できません。

本サイトで展開してきたスイング理論を基盤にし、ミクロ的、マクロ的な目標設定で、
あなた自身の「自分流スイング計画書」を作成するところから始めましょう。

 

2. ゴルフ仲間はいますか? 

自分流スイングを作るのは主に練習場だと考えられますが、その成果を確認するのはコースでのラウンドです。
ラウンドは、一人ではなかなか難しいものですが、最近では一人から参加できる組み合わせプランがあり、
うまく利用してラウンドの機会を作りましょう。ラウンドで見つかった不足点や反省点を持ちかえり、
また課題を作って練習場でクリアしていくという作業を続けていきます。

共通の目標を持つ、ともに高め合えるゴルフ仲間がいると、ラウンドでもチェックし合えるし、
目標を見失わずに練習を続けていくことができることでしょう。

 

3. ご家族の理解は得られていますか?

一般的な生活上の優先順位は、1番目は家族、2番目は仕事で異論ないと思われます。
それよりも上に来る項目は、まずないでしょう。
3番目以降に、趣味や人づき合いなどが来るのではないでしょうか。

ゴルフが上手くなった人は、3番目に来る場合が多いようです。
3番目なので、2番目、1番目の位置を脅かしかねません。

特に、ゴルフが調子良くうまくいってきたときに、
1~3番の優先順位が入れ替わってしまう例を、私はよく見ています。
「家族と仕事」と「ゴルフ」の順位のバランスを良く考えておいてください。

 

胸を張って自分流スイングでプレーしよう
本サイトのテキストと、あなたが作成したゴルフ上達計画書を座右に練習を続けていけば、
自分流スイングで100切り達成という目標を達成できる可能性は飛躍的に上がるでしょう。

自分流スイング理論は、あなたの身体能力や個性を生かしたスイングだから、
「あなたらしさ」を活かせるスイングになるからです。

プロのように、かっこいいフォーム「華のあるスイング」はあこがれですが、
そのためには、アスリート的な身体能力が必要だということは、本書で述べた通りです。

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イメージ画 カップイン

 私たち自分流スインガ―は、「実のあるスイング」を目指そうではありませんか。
「このスイングでいく!」と決心すれば、美しいスイングよりも、スコアの出せる“強いスイング”になれるのです。

これこそが、胸を張って自分流スイング&エンジョイゴルフなのです。

 

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vol.14 ゴルフの感性やカンは先天性なのか?

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感性で打てと言われるけれど・・・

よくゴルフ雑誌などで、「距離感は、もっと自分の感性を信じて」などと書いてあるのを見ます。
「プロや上級者は凄いカンセイの持ち主なんだなぁ」、自分には無理だと思ってしまってませんか?

ゴルフに必要なカンや感性は、生まれつきのものでしょうか。
あなたには、すでに信じられる感性が備わっていますか?

カンセイ(感性)は、根拠のある正しいことをデータを取りながら実験(練習)をしていけば、
これからでも、かなりのレベルまで高めることができるのです。

上級者のアドバイスで、「もっと自分のカンセイを生かして!」と言われることがあるでしょう。
しかし、何の考えもなく、理論を知らずに球数を打っているだけでは、
カンやカンセイ(感性)は身につくどころか、悪いクセがついてしまいます。

根拠の無いカンセイばかり優先していると「いつまでたっても未カンセイ」なのです。

 

「PDCAサイクル」でカンや感性を高めよう

自分流スイング作りでは、「距離感」などのカンを磨いていくのに、
ビジネスの現場で活用されている「PDCAサイクル」の考え方を採用します。

■ 「P」はプランで、「よし、こういう打ち方で、こんな結果になるだろう」

■ 「D」は実行で、「決めたことを、ためらわずにやり切る」、ためらって失敗した結果は、
  次の1打の判断材料にはなり得ないからです。

■ そして「C」のチェックでは、Pのプランのズレをチェックします。

■ 「A」のアクションで、次の1打にCの分析を生かしていく


という要領でカンを磨いていきます。全ての技術に適用できる考え方です。
1回や2回くらいの失敗で「できない」「自分には合わない」と決める前に、
「ああ、こうなるのね」と結果を分析し、ミスの原因を突き止め、
それを課題に修正の練習を重ねていき、次の機会に生かしていく
のです。

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パッティングやアプローチショットの距離感をつかむのには、
「PDCAサイクル」が効果的です。

カンは、生まれつきではなく、後天的に会得できるのです。

 

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vol.15 スイング理論の定説は、誰を基準にしているのか?

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ゴルフレッスンでは、誰でも聞いたことのある、
また当然そうと思い込んでいる一般化した「通説」があります。


通説」や「定説」を知ったゴルファーは、


「自分もそうなるといいなぁ」

   ↓

「そうしたい!」

   

「そのようにするべき、しなきゃ!」

 

と、“通説”を信じて練習に励みます。

 

しかし、「通説」とは、プロをはじめ、上級者だけに通じるゴルフ理論を、
さも全てのゴルファーが「そうすべき」こととして、伝わってしまったものではないでしょうか。


本サイトでもご紹介する各「通説」は、昔から有名なゴルフレッスンの「通説」です。
つい20年くらい前までは、今ほどゴルフ理論も確立されておらず、
有名プロの独自の感覚や、独り言がそのまま通説化してしまった、と私は考えています。


ここでお話する内容は、ふつうの生活を送っている
アマチュアゴルファーが対象であることを、あらかじめお断りしておきます。

柔軟性に優れているジュニアゴルファーや、アスリート系の上級者ゴルファーは、
もちろんこの内容の限りではありません。

 

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vol.16 スイング作りは「違和感の受け入れ」がポイント

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スイング動作の矯正は、「中和する」という考え方があります。
スイングのエラーの動きの、正反対の動きの練習をすることで、
やっと正常なスイングの動きに変わっていけるのです。

正反対の動き、言い換えればナイスショットを生むスイングの動作は、最初は違和感を強く覚えるものです。

2021310103743.jpg

① 右ひじが極端に張ってしまっているNG形

2021310104016.jpg

② トップ・オブ・スイングの基本形

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③ ①の形と真逆の形で中和していく。

 

 ゴルフスイングの正しい動き(スイング理論の標準値)は、

生まれながらにはプログラムされていない」、生活には必要のない

動きと言えるでしょう。

だから、「できなくて正常で、できるほうが特殊という気楽な考え方がリラックスにつながります。

 

※ スイング理論の標準値の解説 ⇒ こちら


 

ゴルフが上達するためには、「この違和感が必要なんだ!」と理解し、
受け入れることで、ゴルフに適した感覚が次第に身に付いていくでしょう。

 

ゴルフスイングの正しい動作は、最初は、

■ 「意識して(やり続ける練習)」から、

■ 「気づいたら、無意識でできるようになっていた」

を目指しましょう。
 

 

あなたの個性を生かしたスイング作りを


アマチュアゴルファー各自が、知識としてゴルフ理論の基本的な「標準値」を学習しておくことも必要です。
本サイトにも、アマチュアゴルファーのための「標準値」理論の解説があります。

もし、ご自分専用にゴルフ理論をアレンジしていくとしても、
「標準値」を基準にしているので、自分の立ち位置を見失うことが防げます


標準値を踏まえていれば、ご自分で作りあげたあなた自身のゴルフ理論は、
「我流」にならず、「個性」となり得るでしょう。

「100切り達成スイング上達塾・オンラインレッスン」では、
自分の個性を活かしたスイングを「自分流スイング」と呼びます。

本サイトのスイング理論は、そういう考えに立って書かれたものです。

なんだか話が難しくなってきましたが、後ほど詳しく解説していきます。


 

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vol.17 憧れと現実の正しい区別が、スイング作り成功のポイント

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私たちがふだん見聞するゴルフ理論は、「プロゴルファーが基準」になっているものです。
本や雑誌のモデルのフォームは、ほとんどがプロゴルファーです。
記事の見栄えをよくするためかと思われます。 

20213920635.jpg

ゴルフ雑誌は、本来ならアマチュアゴルファーの
教科書的な存在であるべきだと私は考えています。

しかし実際は、トッププロのスイングの紹介や、
それを解説した内容が多いです。

中には、アマチュア向けのレッスン記事も見受けられますが、大半の内容は、
「プロはこう打っているから、皆さんも真似してみてください」的に思えます。  

            

「○○プロのようなスイングできたらいいなぁ・・・。」

だいたい、あのようなカッコいい形を見せられても、
ふつうの生活を送っているアベレージゴルファーにはカンタンには真似できないでしょう。
雑誌のモデルになるようなプロは、ほぼ全員がトレーニングをミッチリと積んでいます。

「こんなスイングになりたいなぁ」

雑誌の解説などで、「○○プロのスイングをお手本にしよう」と、よく目にしますが、
アマチュアゴルファーの“憧れ”をくすぐっているように思えてきます。


アマチュアゴルファーが本当に上達するためには、
または、我流で来てしまったスイングを改良しながら100切りを達成するためには、

憧れ”を差し引いた現実的なゴルフ理論が必要なのです。
その現実的なゴルフ理論を、このオンラインレッスンで詳しく解説していきます。

 

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