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vol.44 スイング中のベタ足は、安定感につながるのか?

100切り達成自分流スイング上達塾・オンラインレッスン

vol.44
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下半身の安定はベタ足との関連


スイングを安定させるには、下半身の動きを抑えることだ

安定したショットをするには、べた足にしろ

と、よく耳にしませんか?

「バックスイングの左足かかとヒールアップは、軸がブレる」

などと言われています。

 

2018810123957.jpg

左かかとのヒールアップとは、
バックスイングからトップ・オブ・スイングにかけて
左足かかとが軽く浮く、または意図的に
浮かせる動作のことです。

 一方、インパクトからフォロースル―にかけても、
右足はべた足が良いと言われることもあり、
これも解釈が難しそうです。

今回は、


1.    バッスイング、フォロースル―の「ヒールアップ」と「べた足」の違い

2.    そのメリットとデメリット

という視点で展開していきます。



 

NGスイングへの落とし穴 

ゴルファーは、「スイングが安定する」や「軸がブレない」という言葉に弱いようです。

 

20188161548.jpg

確かに、べた足だと下半身は動きにくいので、
スイングが安定し軸がブレないイメージがします。

しかし、ベタ足の意味を正しく理解していないと、
腕が上手く使えなくなってしまう
ことがあるのです。

 

201881615752.jpg

べた足を意識し過ぎて
下半身をガチガチに固めてしまい、
膝や腰がスムーズに動かないと、

201881615856.jpg

ダウンスイングから左ヒジが張ってしまい、
インパクトでヘッドが戻らずに振り遅れやすくなります。

べた足(左かかと)でバックスイングをするためには、
股関節の可動域の充分な広さが必要です。


しかし、アマチュアゴルファーで
必要な可動域を備えている人は大変少ないです。


一方、フォロースル―でのべた足(右足の)を正しく理解するには、
「べた足の状態
や「べた足の期間」という目安が必要です。

 

201881615174.jpg

アプローチショットは別ですが、
フォロースル―からフィニッシュにかけて、
べた足のままのプロは皆無です。

ということは、いつか右足の
かかとは上げていかなければなりません。

 

「いつまで(期間)べた足のままでいいのか」

がわからないから、「べた足」という一点に意識が
ロックされてしまい
、そのまま手だけでフィニッシュまで
振ってしまうのです。

 

 これでは、身体の回転や腕の動きがじゃまされ、ヘッドスピードが出せません。
「アクセルとブレーキを同時に踏んでいる」
ようなもので、NGスイングへと陥ってしまうはずです。



自分流スイングへの転換のコツ

ゴルフでは、完全ベタ足でいいのは、パターだけです。
フォロースルーで右足のかかとは、明らかに浮かないまでも
浮こうとしている
のが正しい理解です。

 

2018816151355.jpg

フォロースルーで右かかとが浮いていかないと、
スムーズな身体の回転ができません。

スイングでスムーズな回転をするには、
上半身ではなくフットワークで回転していくのが
良いスイング
であり、
正しくフットワークを使って軸回転をすれば、
安定したインパクトが実現できます。

 

 

 

スエ―してしまうかも?

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バックスイングで左かかとをヒールアップしたら、
「右ヒザが流れやすくなり、スエーするのでは?」
と思われているようです。

 

2018816162148.jpg

内股気味にしてヒザが左右にブレないように気をつければ、
 

 

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むしろ左足かかとをヒールアップした方が
ラクにバックスイングが作れます。

 

左かかとを、ヒールダウンさせると同時にダウンスイングを開始すれば、
下半身から順番に動かせて、スイングのリズムもタイミングも良くなってきます。

よって、自分流スイング作りでは、

バックスイングで左足かかとをべた足にするメリットはない

と考え、ヒールアップを推奨します。

極端にヒールアップするのではなく、球1個分程度で十分です。
左ヒザは前方に突き出さず、内股に使っていきます。

 


【正しいダウンスイングの実感】
ヒールアップしたトップの位置で3秒程静止してみてください。

腕でクラブを引っ張りあげず、上半身や腕をリラックスさせることも忘れないようにしましょう。

この状態から、左足かかとをドンと踏み込めば、必ず腕が勝手に下りてきます。
結果的に、ダウンスイングは適度なインサイドから下りてきて身体のターンもスムーズになります。


 

2018816162148.jpg

フォロースル―では、エックス脚のイメージで
ターンすれば、スイング軸をブラさず、
右足かかとは上がるべきときに上がっていき、
切れのあるボディターンできます。

 

2018816162510.jpg

エックス脚でターンするフットワークなら、
べた足よりもむしろ安定するというのが、
自分流スイング理論です。

 


正しい解釈へのポイント

特にフォロースル―においてのベタ足とは、ほんの一瞬であり、
ずっとキープすることではありません。

高速度カメラで撮られた連続写真の、その一瞬だけを見ていたら、理解を誤ります。

べた足タイプのスイングとは、

ベタ足の状態や期間が長いタイプか短いタイプか

に分かれるだけです。
特に飛ばし屋タイプでは、
インパクトゾーンで右足を
ベタ足にしていることは、ほぼありません。
スイング中のエックス脚をキープして、一気に右足をターンして飛ばしていきましょう!

もちろん、べた足で上手く打てている人は、そのままでOKです。
柔軟性に富んでいるか、腕の使い方が上手なゴルファーなのでしょう。


ここでの解釈で大事なのは、

「べた足でなければならない」「ヒールアップしてはならない」

といった“限定”はよくないということです。

自分の特徴や身体能力を見きわめ、適している方法を採用することが
自分流スイング作りなのです。

 



《 べた足のメリット 》

最後に、べた足が特に必要な場面をお教えしましょう。
傾斜地からのショットやバンカーショットです。

これらの場面では、スイング中終始ベタ足状態が必要です。

 

2018816164125.jpg

「つま先下がり」、「つま先上がり」、「左足上がり」の傾斜地では、しっかりべた足にしておかないと、
 

 

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バランスを崩し、インパクトの最下点がズレて
ミスショットになってしまいます。

しかし、べた足といっても腰は少し回ります

 

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バンカーショットも、やはり腰は少し回ります。

傾斜地やバンカーショットでも、
下半身を完全に固定してしまうと、
腕がほとんど振れなくなってしまいます。

 

201881616422.jpg

「左足下がり」だけは、フォロースル―で右足の
かかとを上げていかないと、ダフッてしまうので、
例外となります。

 
傾斜地やバンカーショットでのべた足スイングの腕の使い方は、
ヒジをコンパクトにたたみ、手首を柔らかく使うことです。

通常のアドレスよりもヒザを低く落として連続素振りをしてみてください。
傾斜地やバンカーからの腕の使い方が上手になります。

 

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① ダフらないようにヘッドは浮かす

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② バックスイングはスクワットする感じ

2020529162533.jpg

③ ヒザにしっかりと踏ん張りを感じよう

 

また、スイング軸が安定し、バランス力がアップする一石二鳥の練習法です。
傾斜地ショットの直前に実践すれば、ナイスショットの確率が上がるはずです。

 


【まとめ】


■ ベタ足の意味を正しく理解していないと、腕の動きが悪くなり、ミスショットになりやすい。

■ ベタ足スイングは、股関節の可動域の充分な広さが必要だ。

■ 自分流スイング作りでは、逆にヒールアップをお勧めする。
 

■ 左ヒールアップは、バックスイングでしっかりねじれて肩が入り、良いトップが作れるし、
  ダウンスイングからは、自然に下半身から始められ、スイングのリズムやタイミングが良くなる。


■ スイング中、やや内股感覚を維持していれば、軸ブレやスエーは充分防げ、
  ヒールアップのデメリットは気にしなくても良い

■ ベタ足が必要な状況は、傾斜地やバンカーショットである。
  バランスが保ちにくいし、平地や芝の上からの通常のショットよりも、
  少ないフットワークで済むからだ。

■ 考え方として大事なのは、
 「ベタ足にしなければならない」
「ヒールアップしてはならない」
  といった「限定」は良くない。

■ 自分の身体的特長や能力を見きわめ、
  ベタ足かヒールアップの適している方を選ぶのが賢明である。

 

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vol.43 広いスタンス幅は、下半身の動きを安定させるのか?

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広い、大きい = 飛距離アップ?

「スタンス幅は広いほうが、スイングバランスが安定する」
 
という定説を信じているアマチュアゴルファーが多いようです。
 
 
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”いかにも飛ばせそう?” な広いスタンス幅の構え

ゴルフスイングの技術を説明する表現はいろいろあり、
ゴルファーによって解釈が幾通りにも分かれるようです。

「広い」「大きい」という言葉からは、
大きな飛距離につながりそうな印象を抱いてしまいそうです。
 
この定説でのキーワードは、
 
1.「筋肉の柔軟性」
2.「関節の可動域・範囲」
3.「スイング軸」

です。
 
 
ここが我流スイングへの落とし穴だ!
広いスタンス幅は、身体をスムースに回転させにくい
人気若手プロの石川遼選手や、今は引退した宮里藍選手は、
スタンスの幅も定説通りに広く、どっしりと構えていて、いかにも力強そうです。
両選手とも非常に柔軟性が高く、特に石川遼選手は
並はずれて関節の可動域が広いことを雑誌で披露していました。
 
広いスタンス幅のメリットは、体重移動の量も大きくなり、
大きなフォームでビッグドライブが打てることでしょう。
 
しかし、大きな体重移動をするということは、
バックスイングとフォロースル―でスイングの軸が2つ必要になり、
十分な柔軟性が不可欠で、技術的にもかなり難しくなります。
 
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バックスイングは右腰に軸をイメージ

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フォローからは左腰に軸をイメージしてターン

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フィニッシュ


 
 
十分な柔軟性や関節の可動域の広さ、難易度の高いテクニックを理解・習得せずに、
単純に、「飛ばしたいから体重移動する」だと、
腕の振りが身体の回転と連動させにくくなり、我流スイングに陥ってしまいます。
 
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腕の振りと身体の回転が連動していない

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腕の振りと身体の動きが連動している

 
自分流スイング作りでは、アベレージゴルファーには、
2軸スイングよりは技術的にやさしい1軸スイングをおすすめしています。
 
スタンス幅を広く取れる条件
フィニッシュで右足がきれいにつま先で立てて、両ももと両ひざが付くことです。
身体が硬くて、スタンス幅を広くすると、バックスイングでかなり苦しく感じ、
フォロースル―でのスムースな下半身のターンができにくくなります。
 
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■ 両ひざが付き

■ 右かかとが真上を向く 

 
広いスタンス幅は、スイング中の横揺れや静止状態からの揺れには強いです。
だから、広いスタンス幅は逆に安心して横にゆれてしまうという盲点があります。
 

広いスタンス幅の理解
広いスタンス幅は、あくまでも止まっているときや、単純な横揺れに対して安定するのです。
また、スタンス幅の広さに比例して、力みを招く気持ちが高ぶってくることでしょう。
 
スイングは回転運動だから、自分流スイング作りでおすすめする1軸スイングでは、
横には極力動かないほうがいいのです(実際はスタンスの幅に応じて少し横にスライドする)。
 
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バックスイングで右膝ははみ出さない

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フォローでも枠からはみ出ないように

 
両足を閉じてスイングすれば、横に少しでも動くとおっとっと、となりますが、
回転運動に対しては、かえってバランスが保てることが実感できるでしょう。
 
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お腹に力を込めながらバックスイング

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インパクト~フォローでビシッと止める

 
自分流スイングへの転換のコツ

スタンス幅は、柔軟性やスイング技術により、適正な広さには個人差があります。
アベレージ&アマチュアゴルファーには、むしろ狭めのスタンス幅が効果的です。

 

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狭いスタンス幅でも、腹筋に力をこめて、
軽く内股気味をキープしてスイングすれば、

 

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シャープな回転とスムーズな腕の振りができます。
飛距離は、まったく落ちません。
 

 

 
 
もともとスタンス幅が広かった方は、おススメのスタンス幅にすると、
「狭い」と感じてしまいますが、きっと慣れます。
 
ショートアイアン以下の短めのクラブで、身体が硬い方が適正なスタンス幅よりも広いと、
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スムースな身体の回転ができず、
スイング軌道の最下点が球をとらえる手前になり過ぎて
大きくダフってしまうでしょう。

 
柔軟性に乏しいゴルファーのスタンス幅の具体的な目安は、
 
■ サンドウェッジから7番アイアンまでは靴の横幅一つ分
■ 6番アイアンからユーティリティまでは靴の横幅二つ分
■ ウッド系は靴の横幅三足分
 
と決めておくといいでしょう。
 
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靴の横幅1足分

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靴の横幅2足分

 

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重心は、足の裏の土踏まずにかけると安定します。
つま先体重でもかかと体重でもありません。

 

正しい理解のポイント

力を出そう、より「力を逃がさない」ように
スタンス幅の広さは、そのゴルファーの飛距離の欲に比例します。
より大きな力を加えたいのでしょう。
 
どれくらいの広さからが、ミスを招くスタンス幅の広さなのかを、把握しておくべきです。
前述しましたが、フィニッシュで両ヒザが付き、バランスよく静止できるとOKです。
 
目安として、自分では「やや狭いかな」で実は十分な広さなのです。
スタンス幅は、狭すぎても、例えばほとんど両足を閉じていても、
かえってシャープにスイングできてほとんどデメリットはありません。
 
といっても、閉じてスイングする人もいないでしょう。
私がたくさんの人にアドバイスして、スタンス幅を狭くして打ってもらった結果でも、
ドライバーで最小限の幅にした方で、靴の横幅2足分でした。
 
もっと狭く、とアドバイスしても、バックスイング直前でもじもじしてしまい、
それ以下にした人はいないくらいです。
グラグラして気持ち悪いとのことでした。これは、横に動きたいからでしょう。
 
自分流スイング作りのフットワークを思い出してください。
「もっと力を出そう」としてミスを招くよりも、
十分溜まっている力を逃がさないようにしよう、と考えましょう。
 
 
まとめ
 
スタンス幅が広いと、どうしても不必要に大きく動きたくなるものです。
不必要に大きく動いても、かえって正確に球をとらえられず、
逆に飛ばなくなってしまいます。一般的に言われる「ミート率が下がる」のです。
 
アベレージゴルファーは、「大きなパワーを生み出そう」よりも、
「パワーの逃がさないように」と考えた方が、飛距離ロスや方向性のブレの両方を軽減でき、
結果的に「平均飛距離」を落とさずにすむと考えてください。
 
 
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vol.42 体のねじれ差を作り大きなトップでないと飛ばせないのか?

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ねじれ差 = 飛ばしの元?

飛ばすには下半身をどっしりと動かさず、
 バックスイングで上半身とのねじれ差を作り、
 大きなトップ・オブ・スイングで飛ばそう!


ゴルフ雑誌で、有名プロのスイング解説記事などでよく見かける表現ですね。
「下半身を動かさず」という表現からは、いかにも体勢が安定して、
曲がらずに飛びそうな感じが伝わってきそうです。 

 
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下半身をどっしり動かさず、上半身と下半身の
ねじれ差を作ったバックスイングは、こんな風になりそうです。

 
○○プロのように、下半身をどっしりさせ、大きなバックスイングを作る。
 アマチュアゴルファーも真似てみよう

も、レッスン記事をよく見かけるものです。
 
毎日トレーニングやストレッチを実践し、
食事管理まで徹底しているプロゴルファーのスイング動作を、
果してアベレージゴルファーが真似できるのでしょうか?  
 
 

ここが我流スイングへの落とし穴だ!

 
≪ブレーキをかけながらアクセルを踏み込むようなもの≫

下半身をどっしりと」「上半身と下半身のねじれ差をできるだけ作れ
 
よくよくこの言葉の真意を理解していないと、我流スイングに陥ってしまいます。
では逆に、下半身を”どっしり”の反対である、スイング中に身体がグラつくとは、どういった症状でしょうか?
 
私は、以下の症状を挙げます。

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1. 膝が割れる(アドレス時のヒザの間隔より大きく外側に広がる)

2.スイング中、靴が外側にめくれる(親指が外側に浮く)

 
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3. フィニッシュで、「おっとっと」とバランスを崩す 

などでしょう。
 
ゴルフスイングでの「下半身はどっしりと」は、動かないように固定することではありません。
スイング中、下半身はしっかり動かすべきです。ただ、「正しい動かし方」があります。
下半身の正しい動きと、正しいフットワークをおぼえてください。
 
 
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正しいフットワーク1

自分流スイング作りのフットワークでは、
左ひざは内側に入れていきます。

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正しいフットワーク2

フィニッシュでは、両ひざが付き、
右かかとが真上を向きます。

 
下半身を動かさずに大きなトップ・オブ・スイングを作ろうとすると、
まるで、ブレーキをかけながらアクセルを踏み込むようなもので、相当身体が苦しいはずです。
 
 
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特に上半身はかなり力み、
仮に大きなバックスイングが作れたとしても、

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ダウンスイングでは完全に
コントロール不能になってしまうでしょう。

  
 

自分流スイングへの転換のコツ


≪自分の適正なトップの位置を知ることから≫
 
自分に適したトップの位置のチェック方法をお教えしましょう。
まずは、ふだんイメージしているトップ・オブ・スイングの形を作って、しばらく静止してみてください。
10秒間以上、無理せず静止できる形があなたの適正なトップの位置です。
 
 
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多くの我流スインガーは、上の左の画像のトップの位置をイメージするようです。
この形だと3秒程度で、だんだん腕が下がってきていませんか? 
ほとんどの方が、10秒間静止できないことでしょう。
 
自分流スイング作りでは、上の右の画像のトップ位置がおススメです。

えっ?こんな低くて小さいの!と思うかもしれません。
この位置や形だと、10秒間はラクに静止できるのではないでしょうか。
 
実際のバックスイングでは、クラブを上げるときの勢いや反動、
力みなどで、イメージしている大きさより、大きくなってしまう
ものです。
それを計算に入れておきましょう。
 
 
「つもり」と実際の動きとの差
10秒間以上静止できる位置をイメージしながらバックスイングしてボールを打ってみてください。
ビデオででもチェックしてみるとよくわかります。
実際は、思っている位置よりずっと高い位置に上がっていることに気付くことでしょう。
 
自分流スイング作りでは、バックスイングの大きさは、小さいな、物足りないな
と感じるくらいがちょうど良く、
スイングも安定すると考えていきます。
 
 
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理想的なトップの位置と形

バックスイングで肩をしっかり回さないといけないのか?」と併せて考えると、理解しやすいでしょう。
 
 
バックスイングは、ねじれ差より回転で作る

ねじれ差で作るバックスイングは苦しいものです。
よほどの柔軟性と弾力性に富んだ筋力が必要です。
 
上半身と下半身とのねじれ差を最大にしてパワーを溜めるのは、
トレーニングを積んでいるプロのフォームです。
自分流スイング作りでは、できるだけラクな回転でバックスイング~トップを作っていきます。
 
バックスイングは、
 
2020619008.jpg

背中を目標に向けるイメージを持ちましょう。
背中全体を一枚の板と意識するのがおススメです。

腕で上げる意識が薄くなり
その人にとって適正なトップの位置におさまります。

 
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 背中を目標に向ける始動として、
右ポケットを後ろに引っ張ってもらうイメージがおススメです。

この方法で、スムーズな回転とコンパクトなトップができます。
 
 
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注意点は、手をインに引き過ぎないこと

 
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右ひざの内側で踏ん張ること

 
 
自分流スイング作りで役立つフットワーク

自分流スイング作りの練習ドリルとして考案した「内股ターン」がおすすめです。
バックスイング~フォロースルーと、パワーが逃げない良い回転ができます。
 
まず、お尻を突き出して、腕とひざをX状にします。
 
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そのままバックスイングすると、正しいフットワークになります。

右ひざが流れなければ、左かかとが少し浮くのは問題ありません
むしろダウンスイングは、左ひざからしっかり踏み込めるので、
動作のタイミングが取りやすくなります。

 
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アドレス時のエックス脚から、そのままフィニッシュまでターンした感覚が、正しいフォロースイングのフットワークです。

 
中心に感覚が絞り込まれる感じがしませんか?
 
身体の中心に感覚が絞り込まれる感じが、左右のグラつきやブレを防ぎます。
どうしてもキツかったら、スタンス幅を狭くしましょう。
 
フィニッシュでは、右ひざが左ひざの裏側に入り込むくらい内股になるように練習してください。
フットワーク練習は、部屋の中でできるのでおススメです。
 
ボールを打つ実際のスイングでは、力んだり、エラーの動きが入ったりして、
関節の可動範囲がかなり狭くなってしまいます。
「内股ターン」練習で、ヒザの関節にキツめのフットワークをしつけておくのがいいでしょう。
 
実際のスイングでのコツは、エックス脚まではせず、両足の親指を地面に突き刺す意識を持ちます。
 
フィニッシュで、両膝がぴったり付くのが目安です。
スイングの動きが小さくなった気がしますが、
これは、垂れ流していたパワーを両ヒザの間に閉じ込めたからです。
 
 
 
フットワークの練習法 その2
 
100円ショップなどで売っているビーチボールを、
両ひざにはさんでスイング中落とさないように動ければ、

「しっかり下半身を使いつつブレない」フットワークが身に付きます。
 
202061903320.jpg
アドレスでは、ビーチボールが落ちない
程度に軽くひざを締めておきます。

バックスイングでは、ひざでビーチボールを
徐々に締めていき、
ダウンスイングから
フィニッシュに向けて、

一気にボールを押しつぶすようなイメージです。
(実際は押しつぶれません)
 

 

スイングの動きが小さくなった気がしますが、
これは、垂れ流していたパワーを両ヒザの間に閉じ込めたからです
 
ビーチボールを外しての実際のスイングで、
どうしても下半身がキツかったら、スタンス幅を狭くしましょう。

フィニッシュでは、右ひざが、左ひざの裏側に
入り込むくらい内股になるような動き
ができれば最高です。

 

 

正しい理解のポイント

スイング中の、「本能的な動き=キツさから逃げる」を考慮することです。
 
バックスイングで筋肉や関節を無理に引っ張ったり大きく伸ばしたりしたら、
ゴムと同様に、筋肉は、ダウンスイングでは反対に縮んでしまうのです。
 
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結果、フォロースルーで左肘が引けて、
身体の回転がにぶったり、
身体が伸び上がってしまったりしてしまいます。
 
 
まとめ
「関節や筋肉に負荷をかける」と表現しますが、「負荷 = キツい」でしょう。
キツいと、スイング軌道をイメージしながらより、
早くキツさから逃れたい”のではないでしょうか。
 
打つ前のイメージでは、こうスイングしよう、と思っていても、
無理して引っ張った関節や筋肉の痛さ、
キツさから逃れる本能のほうが優先されるようです。
 
スイング中に、キツさから逃れる動きは、スイングを崩す動きです。

バックスイングの大きさは、個人差です。
一概に大きいバックスイングが飛ぶとは言い切れません。
 
 
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vol.41 ドライバーはアッパー軌道で振るのか?

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vol.41
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ドライバーは、"アッパー軌道"で振るの?

この項目は、ドライバーの飛距離アップレッスンでは、定番中の定番です。

 

20189213381.jpg

大きなアッパー軌道で振り抜かれれば、
球の打ちだし角度は高くなり、
キャリーも増えるとレッスン記事で見たことがあるでしょう。

 

20189213446.jpg

一般的には、ドライバーの構えは、
球の位置は身体のセンターより左寄りにセットし、
やや右足体重になっています。

201892134438.jpg

スイング軌道の最下点が、だいたい身体の真ん中あたりに
なり、最下点を過ぎてクラブヘッドが上昇し始めた付近で
インパクトするのがアッパー軌道です。

 

ゴルフ本でよく目にするのは「球の位置は左足かかと延長線上に置け」とありますが、
一般のゴルフ本や本項目と、当サイト
が提唱するスタンダードスイング理論とを、
比較しながら見ていきましょう。 

 「自分流スイングと「我流スイング」の違いが説明してありますので、ご覧ください。
 

 

ここが我流スイングへの落とし穴だった!     
20189213519.jpg

「アッパー軌道でインパクト」とセットになるのが、
高いティアップで、左足寄り(過ぎに)に置いていることです。

飛ばし屋の最高峰と言えるドラコン選手が
ものすごく高いティアップをしているので、
真似をするゴルファーが多いようです。

ティアップが高いと、
「飛ばしてやる~!」という気持ちが高まってきます。

 

ドラコン選手で特徴的なのは、広いスタンス幅と、
強いフックグリップでかなりのアッパー軌道で高く打ち出して飛ばすという打ち方です。

 

ドラコン競技の形式はご存じでしょうか?
6回打って、フェアウェイに飛んだ1番飛んだ球が採用されます。

これは、私たちスコアを求めるゴルファーが目指すスイングとは明らかに違います。
たとえミスショットだろうと、打ってしまったら、
1打として数えなければならないのがゴルフプレーです。

スコアメイクを基準に置いた「ゴルフプレー」用のスイング作りと、
6分の1発狙いの「ドラコン競技」用のギャンブル的スイングの違いと言えます。

ドラコン選手は、飛ばすためにあらゆるミスを想定して練習しているはずですが、
アマチュアゴルファーが安易に真似をするには危険過ぎます。

 

201892135345.jpg

過度のアッパーに振りぬこうとすると、
結果的に右肩が大きく下がってしまい、身体の回転ができず、
インパクトの前に地面を叩きやすくなったり、
カチ上げるようなフォロースル―になってしまうでしょう。

こんなことを繰り返していては、
我流スイングを固めてしまうことになります。

 

 こんなフォロースル―の形はNGです。
 

 

自分流スイングへの転換のキモ

「アッパー軌道で振る」と「アッパー軌道になる」の解釈で、スイング動作が変わってきます。

 

201892142422.jpg

スタンダードスイング理論では、スタンスの中央で
スイング軌道のほぼ最下点になるわけですから、
左足かかと内側付近にあるボールをとらえるときに、
結果的に”アッパー軌道でとらえる “ことになります。

 

201892142717.jpg

 

 アッパー軌道で”とらえられた”インパクト直後

 

“意図的に”アッパー軌道でスイングするのではありません。
 

201892143210.jpg

 

 手元と身体から離れ過ぎるのはNGフォロースル―


過度のアッパー軌道で、下からカチあげるように
ボールをとらえる動きは、
高い柔軟性と筋肉隆々の
身体能力がなければ、
方向性を損ない、
パワーの伝導率も高くはありません。
 

 


自分流スイングでは、一発狙いのスイングは求めませんから、ティーアップはやや低めにします。
スイング軌道の最下点を意識しながらスイングするようになるので、
ダフりやテンプラが減りミート率が高まります。

自分流スイング作りでは、ドライバーの最高飛距離よりも平均飛距離がアップすることを目指します。
あくまで、スコアメイクを優先するからです。


※ 「自分流スイング」「我流スイング」の定義は、こちらでご確認ください。 ⇒ こちら

 

正しい解釈のポイント

ドライバーは、14本の中では一番シャフトが長く、ロフト角度も小さいので、
ナイススイングをすれば、一番「飛んでいく」クラブです。

もちろん、自分のヘッドスピードやミート率に合ったクラブでなければなりません。
ヘッドスピードが40以内のゴルファーなら、ロフト角は10~12度がおすすめです。

ティを低めにして、過度のアッパー軌道にならないようにスイングすれば、

「フェアウェイウッドの1番」

になり、打ちやすさが倍増します。

実際の弾道より低く飛んでいくイメージを持てば、不必要なアッパー軌道を防止し、

安定したドライバーショットが打てるようになります。

 

ドライバーの球の位置は左かかと延長線上でないとダメなのか?
と、セットで学習していただくと、理解も深まるでしょう。

 

 

まとめ

■ ドライバーは、アッパー軌道で打てば、打ち出し角度も高くなり
  キャリーが稼げて飛距離アップが望める。

■ アッパー軌道でのインパクトは、球の位置やスタンス幅、ティの高さなどを考えること。

■ 「アッパー軌道で振る」となると、過度にアッパーにしようとしてしまいがちだ。

  「”結果的に”アッパー軌道になる」のが、ドライバーショットの良いスイングとなる。


■ 100切りを目指すスイング作りでは、「一発の飛び」は目指さない。
むしろ、ミスの少ない安定的な1打がほしい。そのために、ティアップは、やや低めがおススメだ。
そのほうが、過度のアッパースイングを防げ、アイアンやフェアウェイウッドと同じ軌道で打てるからだ。
つまり、「フェアウェイウッドの1番」になるからだ。ロフト角も、10度以上はほしい。

 

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vol.40 1Wの球の位置は左足かかと延長線上でないとダメなのか?

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「限定」と「基準」と「推奨」

ゴルフレッスン用語の表現では、

■ 限定:「~しなければいけない」、「~ではいけない」
■ 基準:「~をすすめている」、(基準平均値・標準値)
■ 推奨:「~が良いでしょう」
 
などがあり、それぞれの表現の正しい解釈が必要です。
 
2020618154116.jpg
ここでは、
「球を左足かかと延長線上に置かなければならない
と、なっています。
技術論の一部が限定されていることになります。
ゴルファーの技術レベルや身体能力に個人差があれば、
「限定」なのか「基準」なのか「推奨」なのか、解釈や受け入れ方にも個人差が出てきます。
 
 
表題の「左足かかと延長線上に球を置かなければならない」は、限定になりそうです。
「限定」で好結果が出るかどうか
という視点でこの定説の説明に入りましょう。
 
この項目は、「ドライバーはアッパー軌道で振るのか?」もご参考にしてください。
 
 
ここが我流スイングへの落とし穴だ!
技術論の「平均値」という視点を持つ
 
どのゴルフ教則本やゴルフ雑誌を見ても、ドライバーの球の位置は、
「左足かかと延長線上に置く」と書いてあります。

どの本でも”となると、「そうでなければならない」と解釈したくなってしまわないでしょうか?
この場合は、「左足かかと延長線上に置かなければならない」という「限定」ということですね。
 
でも、教則本や雑誌よく読んでいると、「でなければならない」とまでは書かれていません。
具体的には、「左かかと延長線上に置きましょう」「~置くとよいでしょう」となっています。
 
ということは、この定説は、「推奨」と解釈するのが適切なのです。
より正確に言うと、「推奨」と「基準(または平均値)」の両方の意味を含んでいます。
 
 
自分流スイング作り的解釈では、
 
「 まずは左かかと延長線上に球を置いてみることから始めましょう。
  その位置で当たれば、それで良し。当たらなければ、
  左右に少しずつズラして、当たる位置を探していきましょう 
 
となります。
 
 
基準や平均値というのは?
例えば10人のゴルファーがいるとしましょう。
 
■ 左かかと延長線上より、さらに左に置いている人が3人。
■ 左かかと延長線上より、右に置いている人が3人。
■ 左かかと延長線上に置いている人が2人。
■ 上記の人たちより、かなりズレた位置に置いている人が2人。
 
10人の球の位置の平均値は「左かかと延長線上」となります。
ゴルフの教則本などの説明は、ほぼこの「平均値」で説明してあり、
「~でなければならない」は少なく、
「~がよいでしょう」「~が、おススメです」という推奨がほとんどです。
 
よって、「平均値・基準」は、「推奨」とほぼ同じ意味と解釈してください。
球の位置は、”絶対に”左かかと延長線上に置く必要はないのです。
 
ここの微妙な解釈を誤ると、自分に合った球の位置にアレンジできず、
我流スイングへと陥ってしまうでしょう。

 
 
 
球を左かかと延長線上に置くメリット・デメリット
 
メリット
適正なアッパー軌道で打てれば、最大飛距離を稼げる。
 
デメリット
■ 誤った知識や動作でのアッパー軌道だと、ミート率が下がる。
■ 球がこの位置で、広過ぎるスタンス幅だと、鋭いボディーターンや、
  絶妙な体重移動ができないと、正確なインパクトは作れない。
 
・フェースローテーションが大きいタイプなのか小さいタイプなのか
・ボディーターンがしっかりできているのか、できていないのか
・柔軟性に応じたスタンス幅になっているのか

でも、ゴルファー各自の適正な球の位置は変わってくるのです。
 
 
自分流スイングへの転換のコツ

■ もしドライバーが上手く打てなければ、「左足かかと延長線上」を基準に、
  左右に動かして、一番とらえやすい球の位置を決める。

■ スタンス幅が、どうしても広くなり過ぎる傾向が高いので、
  自分の柔軟性に応じたスタンス幅になるように調整する。 

 

まず、ご自分のスイングタイプをチェックしてみましょう。
ドライバーショットの構えでは、「左足かかと延長線上」に球を置いている方が多いと思いますが、
まずは球の位置は左かかと延長線上にセットして打ってみましょう。
弾道のゆくえはまだ気にせず、10時~2時のフォームでドライバーを打ってみてください。

2020618155035.jpg
202061815513.jpg

 

202061816549.jpg
球が右に飛んでしまうなら、
いつもの位置よりも左寄りに置いて
インパクトの位置で右手の甲が正面に向くように
スイングしてみてください。
 
 
 

 

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右手の甲を正面に向けるように

202061816262.jpg

さらに、右手の平を下に向けてみるとフックになる

 

202061816742.jpg
逆に、球が左に飛び出す人は、
いつもの球の位置よりも右寄りにして
特にフェースローテーションは考えずに
スイングしてみてください。
ちょっとスタンス幅も狭めにします。
 
 
 これだけでも、大きな曲がりが減ったことでしょう。
 
仮に、右に曲がっていた球筋が左に曲がりすぎるようになった、
逆に、左に曲がっていた球筋が右に曲がりすぎるようになったという場合もあるでしょうから、
微調整を繰り返しながら、安定した球筋が得られる球の位置と、
フェースローテーションを探っていきましょう

 
あまり全力で振らずに調整していくことがコツです。
まずは、ふだん飛ばしている距離の半分からでいいでしょう。
 
フェースローテーションを確認し、スクエアにインパクトできる球の位置を探してみて、
その結果左足かかと延長線上の位置なら良いでしょう。
 

アベレージゴルファーの多くは、スイングに偏りやクセもあるのがふつうです。
自分流スイング作りでのドライバーのスイングでは、
 
2020618172239.jpg

 1. スタンスは狭め 

適正なスタンス幅は、フィニッシュで
両ヒザが付くかどうかで見きわめられます。


もし、ぴったりとヒザが付かなければ、
広過ぎるということになります。


2020618163849.jpg

2. 腕をしっかり振る

逆に、下半身を動かさないくらいだと、
腕がシャープに振れます。

ことをおススメしています。そうすると、ボディーターンが鋭くなくても、
腕の振りにつられて下半身は動かされ、スムースな身体の回転が得られます
 
 
 
基準・平均値からのアレンジ
「ドライバーの球の位置は、左足かかと延長線上に置く」は、基準・平均値であり、
基準通りでナイスショットを打てるのが、プロ~上級者ゴルファーといえます。
 
実状として、スイング自体が平均値からズレていることが多いアベレージゴルファーでは、
むしろ平均値からズラしてもいいと考えてみましょう。
 
自分流スイング作りでは、教科書通りの球の位置だけにこだわり、
美しいスイング、きれいな弾道を追い求めるよりもよりも、
自分が打ちやすい球の位置にズラしていった方が、
大きなミスが減り、
自信を持って目標を狙えることを目指します。
 
 
ドライバーと呼ばないことのススメ
フェアウェイウッドまでなら、上手く打てるのに、ドライバーだけは上手く打てない・・・。
こんなお悩みを持ったゴルファーが多いようです。
 
フェアウェイウッドは、アイアンやユーティリティの延長だから、打ちやすいのです。
しかしドライバーになると、
■ 一気にスタンス幅が広くなる
■ 球の位置が左になる
■ 高くティアップする
と、3つもポイントが変わってしまうので、
どうしてもスイングが変わってしまう・・・。

自分流スイング作りでは、フェアウェイウッドだと当たるのですから、
ドライバーではなく「ェアウェイウッドの1番」と考えてみることをおススメしています。
 
 
フェアウェイウッドの1番のポイント≫ 
 
■ スタンス幅は、ふだんのドライバーの構えより少し狭く。
■ ティアップは、ふだんの高さの半分くらいで。
■ 球の位置は、ふだんの位置より1個分中寄りに。

少し練習すれば、すぐ慣れるでしょう。
最大飛距離はやや落ちるかもしれませんが、
ミート率が上がりミスが減るので、平均飛距離が上がります。
 

正しい理解のポイント

~いまの身体の動きでとらえやすい球の位置を探す~
スタンス幅やバックスイングからフォローまでの身体の回転の度合いや、
フェースターンとの兼ね合いによって、
球の位置が更に左寄りの方がよかったり、逆にスタンス中央に近づけることもありえます。
 
球の位置がスタンス中央だと打ちやすいが、弾道の高さが出ないと言われたことがあります。
そんな場合は、ロフト角の多いドライバーを使えばいいでしょう。
 
よく、球を上げにいってはいけない、と言われますが、スタンス幅が広く、
球を左足寄りに置き過ぎると、自然と上げたくなるイメージになるものです。
下からカチ上げるような打ち方になり、これは正しいアッパー軌道とは言えず、
我流スイングの一種になってしまいます。
 
逆に、右に飛んでしまう場合は、左足かかと延長線上より左に球を置けば、
フェースが左向きに近い状態でとらえやすいので、右には飛びにくくなるでしょう。
 
 
まとめ
最近のツアー選手でも、必ずしも左足かかと延長線上に球を置いていない傾向があります。
どちらかといえば、中央よりに近づいてきています。
現代のクラブ機能の向上により、体重移動も少なくなってきているからです。
 
体重移動が少ないスイング作りの方が、やさしくなります。
自分流スイング作りでは、これを目指します。
 
 

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vol.39 アイアンは、"上から" 打ち込まないとダメなのか?

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vol.39
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憧れのダウンブロー?

アイアンで球を上げるためには、「下からすくい上げるな、上から打ちこめ」、
 
202066174226.jpg
または「ターフを取るように上から叩け」
と言われます。
プロのアイアイショットは、
ダウンブローで球をとらえ、ターフが飛びます。
 

 

 そう打つと、「逆にボールが全然上がらず、飛距離も出ない~・・・。」、との声も聞きます。
 
しかし、遠くへ飛ばすためには、弾道の高さが必要です。
だから、意図的にボールを高く上げようとすると、
下からすくい打ちになっているよ」と言われてしまいます。
 
上から叩くとボールが上がらない、下からすくい打つと、スイングが悪くなると言われる。
いったい、どう打っていいかわからなくなってしまいます。
 
「上から打ちこむ」ことをダウンブローに打つとも言われますが、
それは、どういう打ち方で、どうやって打つのでしょうか?
プロのようなカッコいいダウンブローで打てるようになるのでしょうか?
 
 
ここが我流スイングへの落とし穴だ!

「上から」とは、どのくらいの角度?
テレビ中継の解説などで、プロのスイングに対して
「しっかり上から球をとらえているから、弾道が高いですね」
「よくスピンが利いてますね」
などと耳にしますね。
 
ボールを上から打ちこむことを、「ダウンブローに打つ」と表現されます。
ダウンブローとは、ダウンスイングからインパクトにかけて、
クラブヘッドが地面に触れる前に球をとらえ、球の先の芝を削るように打つことです。
 
しかし、ダウンブローの「上から」の角度の正しい理解のためには、
スイング軌道における最下点と入射角の理論を知っておく必要があります。
まずは、自分流スイング理論に必須の3つの理論」をご参照ください。
 

”文字通り”の表現の正しい理解を
「アイアンは上から打ちこむように」を、文字通り受け取ると、
手だけの操作で、叩きつけるようなインパクトになってしまうでしょう。
「上から打ち込む」という表現は、真上からに近い角度を無意識にイメージしてしまいませんか? 
 
 
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実際の関節の可動範囲や柔軟性では、
「真上から」のような角度で打ちこむのは無理ですが、
私がアマチュアゴルファーとプレーしていて観察していると、
ダウンブローに打とうとして、ダウンスイングの軌道を
最大限垂直に近づけているように打っていた人がいました。
 

 

 
2020618105957.jpg

垂直に叩きつけるようなインパクトの瞬間の形

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上半身の動きが、下半身の動きを上回ってしまう。
これでは、球は大きく左に飛び出していく。

 
「上から打て」を曲解した打ち方も、我流スイングの一種です。
自分流スイング作りでは、「にせダウンブロー」と呼んでいます。
 
 
2020618111029.jpg

球を上げようとすくい上げるように
下から上へ振ろうとするのも、我流・変則スイングの一種。

 

フォロースルーへのクラブヘッドの動きとして、
赤い矢印=OK
青い矢印=NG ⇒ 過度に下から上に動かそうとしている。

 
2020618111057.jpg

フォロースルーからフィニッシュへのクラブヘッドの動き。
青い矢印の方向へ振り抜いていくのが正しい。

 

   
 

ダウンブローの詳細と効果

本モノの、正しいダウンブローで打つとは、
下半身リードのハンドファーストインパクト」になります。
 

 各画像自体をクリックしていただくと、拡大されて見やすくなります。
 
2020618112929.jpg

右ひざが目標方向に回転しようとしています。
左腕とシャフトが一直線になっていて、
小文字のになっています。

 

 

2020618113058.jpg

頭の位置は、球の位置よりも後ろに残っています。
赤い線が球があった位置です。

レッスン用語では、

「Head  is  behind  the  ball」
と言われ、
一般的には「ビハインド・ザ・ボール」で通っています。

 

 

 

 

202061811235.jpg

お尻が見えています。
帽子のツバが下を向いていることです。

 

 

 

 
2020618112438.jpg

球は飛び出していますが、まだ顔は下を向いていて、
球のゆくえを追いかけていません。

 【ダウンブローで打つメリット・効果


■ 球にバックスピンがかかり、揚力が発生して高く上がり、落下したらすぐに止まる。

■ パワーが確実に伝わり、強い弾道になる。

 
本物のダウンブローをマスターするのは、大変難しいです。
ダウンブローについては、ハンドファーストで打たないといけないの?」と併せてご理解ください。
 
 
自分流スイングへの転換のコツ
今どきのアマチュア向けのアイアンは、「低重心設計」といって、
ダウンブローで打たなくても、球はラクに上がるように作られています。

 
2020618114643.jpg

ソールの広さとフェース面が大きいのが特徴です。
ソールが狭く、フェース面が小さいタイプは、

それなりのヘッドスピードがないと、
たとえダウンブローで打てたとしても、
揚力が得られず浮いていかないでしょう。

 
 
 
アベレージゴルファーが使えるアイアンとは
アベレージゴルファーが、特にダウンブローのテクニックを
身につけなくても打てるアイアンの目安は、
 
.「低重心」と呼ばれている
.フェースの面積が大きい                             
.ソール(底)が広いもの
 
をおすすめします。見た目がシャープで小ぶりな顔立ちのアイアンは、
それなりの技量が備わっていないと、なかなか打ちこなせないでしょう。          
 
1~3の項目が当てはまるアイアンなら、インパクトからフォロースル―にかけて、
ボールを上げようと、下からすくい上げる動きさえしなければ、ラクにボールが上げられます。
にせダウンブローも我流スイングですが、すくい上げる打ちも我流スイングの仲間です。
 
能力に応じた弾道の特徴を知っておく
各番手で自分が出せうる弾道の高さは知っておくべきです。
ヘッドスピードが速ければ、弾道を高くあげられますし、
遅ければ、弾道は低くなります。
 
ダウンブローで打って効果が出る具体的な目安は、各クラブの飛距離で見ます。
7番アイアンなら、150ヤード以上の飛距離がないと、
ダウンブローで打てたとしても、逆に弾道の高さが出せません。
だから、女性は逆にダウンブローで打たないほうが良いのです。
 
各クラブの飛距離の目安
自分流スイングで100切りを目指す方は、飛距離の目安を知るにはアイアンの主要クラブだけでいいでしょう。
7番アイアン、ピッチングウェッジ、ユーティリティ、フェアウェイウッド、ドライバーの5本で十分です。
 

主要クラブの各飛距離の目安

■ ピッチングウェッジ  90~100ヤード

■ 7番アイアン     130~140ヤード

■ ユーティリティ    150ヤードくらい

■ 5番ウッド      160~170ヤード

■ ドライバー      180~200ヤード

 
では、アイアンはどういう打ち方がいいの?
上から叩くような「にせダウンブロー」はNG、下からすくい上げるような打ち方もNG。
両者の中間の打ち方が理想的です。
下からすくい上げないように、そして上から叩きつけないようにスイングしましょう。
 
上から叩くタイプは、逆に下からすくい上げるイメージを入れてみると、ちょうど良い動きになるでしょう。
下からすくい上げるタイプは、逆に上から叩くイメージを入れてみると、ちょうど良い動きになるでしょう。
 
練習の方法は後述します。
 
 
 
自分流スイング作りでは、ダウンブローで打つことにこだわりません。
はっきり言ってしまえば、ダウンブローで打てなくても、困ることは無いということです。
 
最近のアイアンは、少々ダフリ気味の打ち方でも十分に打てます
むしろダフり気味にインパクトされることを想定されて作られているので、
アベレージゴルファーなら、アイアンが「上から」打てなくても十分にプレーは楽しめます。
 
もちろん、上級者ゴルファー、アスリートゴルファーを目指す方は、
ダウンブローの打ち方のマスターを目指すといいでしょう。
プロのようなダウンブローでとらえることは、
相当な練習と正しいスイングメカニズムの理解がないと難しいです。

しかし、極論すれば、ダウンブローでなくても、
昨今のアイアンでなら十分に飛ばせるし、スコアメイクもできます。
 
 
 
練習場でもできるコツのつかみ方
 
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① セット

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② ダウンブローで打てたとき

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③ ダフった

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④ 自分流スイングのナイスインパクト

ボールの両端に、ボールと同じくらいの大きさのガムテープを軽く貼り付けます。
②は、ダウンブローで打てた結果ですが、適正な入射角かどうかまでの判断はできません。

③は、手前のテープだけ取れていますが、許容範囲を超えたダフリです。
④が、自分流スイング作りで目指すインパクトゾーンです。

④の打ち方は、球の手前にクラブヘッドが着地していますが、
きわめて緩やかな下降角度で球に
ヒットしているので、
クラブヘッドはラクラク地面を滑り抜けてくれます。

③の、下からすくい上げるような、ダフった球のとらえ方にならないように、常に意識しておきましょう。
インパクトでボールの両端のガムテープごと削り取るようなイメージで打ってみてください。

 

別のイメージもご紹介しましょう。
 

202061812213.jpg

クラブヘッドが、右ひざの高さくらいから
球へと下降していく角度のことを、
レッスン用語で入射角(アタックアングル)と言います。

ダウンブローの入射角は、クラブヘッドが
球の赤道付近にコンタクトし、
球の先(自分から見て左側)に着地します。
上のテープがはがれる説明の②でした。
芝の上でなら、芝が削れて飛んでいきます。

ダウンブローとダフりの差は、
わずか2~3センチ程度しかありません。

 

「入射角」「最下点」についての詳細は、
こちらを参照してください。 ⇒ クリック

 
202061812240.jpg

自分流スイング作りでのインパクトは、
ダウンブローにこだわらなくても良いことは述べました。
クラブヘッドが球の真下付近に着地すればOKです。

スイング軌道の最下点となります。
自分流スイング作りでは、「点」というよりも、
ゾーンとイメージしていきましょう。

 

2020618121746.jpg

球が3つ並んでいるのをイメージしてください。
真ん中の白い球が実際に打つ球です。

自分流スイング作りでは、「入射角は緩やか」を目指します。
球を3つとも”引きずるように”とらえましょう。

前述したテープをはがすドリルでは、④になります。

芝の茎~葉先の部分程度のダフりなら、全く問題なく振り抜けるでしょう。
このインパクトだと、スイング軌道の最下点が、点からゾーンになり、ミスの許容範囲が広くなります。
ヘッドスピードが速くなくても、打ち出しの高さも得られます。
 
 

正しい理解のポイント

先述しましたが、スイング軌道の「入射角」と「最下点」の理解が必要です。
ここが理解できていないと、「にせダウンブロー」や「すくい上げ打ち」の我流スイングに一直線です。

アベレージゴルファーレベルの実際は、アイアンショットで
テレビのプロのようにきれいに「打ちこんでいる」のは少ないようです。

本当にきれいなダウンブローで打たれた弾道は、ボールの打ち出しは低く、
途中からグーンと浮いていきます。球をとらえた後に芝が削れます。
確かにあこがれの弾道なのですが、そう簡単に会得できる技ではありません。

100切り達成を目指す自分流スイング作りでは、
弾道やフォームの美しさはひとまず置いておき、
スコアが出せる弾道やフォーム作りを最優先に目指すという考え方です。
 
 
 
 
≪まとめ≫
 
クラブ作りの歴史として、アイアン自体がプロの技術を基準に作られてきました。
つまりダウンブローで打たないと、うまく飛ばせなかったのです。
昔は、それをアマチュアゴルファーも使っていて、
なかなかダウンブローでインパクトできず、球も浮いていかずに苦労していました。
 
そのような経緯で、アマチュアゴルファーでもラクに飛ばせるように、
キャビティと呼ばれる低重心のソール幅が広いアイアンが作られるようになってきたのです。
キャビティアイアンは、ダウンブローで打てなくても軽度のダフリ程度なら、
うまく飛ばせるように作られています。
 
 
vol.39
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vol.38 ハンドファーストで打たないとダメなのか?

100切り達成自分流スイング上達塾・オンラインレッスン

vol.38
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手が先? ハンドファーストとは

「アイアンはハンドファーストで打て」
上級者ゴルファーがよく言っているな、と思い当たることがあるでしょう。
 
202065123137.jpg

ハンドファーストで打つとは、インパクトの瞬間、
打つ人から見て手元がボールよりも
目標に近い位置(手が先にある)で
球をとらえることを言います。

 
202065123217.jpg

ドライバーショットのインパクト直前の形。
手元が先行している。

 
プロの連続写真のインパクトの瞬間を見ると、確かにハンドファーストでボールをとらえています。
ハンドファーストで打つと、どのような効果があるのでしょうか?
 
 
202065134628.jpg
しかし、ハンドファーストでインパクトしようとすると、
大きく右に飛んだり、シャンクする、と嘆かれます。
 
 

 

 
ハンドファーストは「タメの利いた」などの表現とセットにされることが多いです。
 
 
 

ハンドファーストのメリットとデメリット

 
メリット ⇒ パワーが最大限伝わる
 
202065135152.jpg

重たいドアを開けようとしている形から、
手を下げグリップしたかっこうが
ハンドファーストの形。

重たいドアを開けるにはパワーを出すことが必要。

   

 

 

 

   ↓ ↓ ↓  

 

このまま手元を下げてグリップの形を作ると、

202065135212.jpg

正しいハンドファーストの形になります。

 

 

 

 

 

202065135313.jpg

正しいハンドファーストの形(横から)

肩のラインはほぼアドレスと同じで、
手元が身体から離れず浮かずが理想。

 

 
 
デメリット ⇒ シャンクや曲がりの大きいスライスが出る
 
20206514247.jpg

正面

悪いハンドファーストの形は、
フェースが大きく開いてしまい、
手元も構えた位置に戻りにくい。

 

202065135533.jpg

右肩が下がった形になりやすく、
フェースの根本部分にあたってしまう。

 

ここが我流スイングへの落とし穴だ!
 
ゴルフが道具を使う他のスポーツ(主に球技)と違うのは、
止まったボールを打つ」ことではないでしょうか。
これが、我流スイングに陥ってしまう最大の原因だと考えています。
 
野球は飛んでくるボールを打ち返しますし、テニスやバレーのサーブも動いているボールを打ちます。
動いているボールに反応しながら、かなりの部分、反射的に動いていくはずです。
 
 
一方ゴルフは、スイング中は、かなりの部分(時間的に)「考えながら」打つことになります。
飛んでくるボールに反応してフォームが変わっていく他のスポーツとは違い、
自分で意図して、ほぼ一定のフォームを作りながらボールをとらえていくからです。
 
 

「~する」と「~に(自然に)なる」は似て非なるもの

「ハンドファーストにしよう!」とインパクトの形の「瞬間」の確認に集中し過ぎると、
必ずスイング軌道が崩れてきます。言い換えれば、ハンドファーストにしようとする意図が強過ぎたり、
作為的になったりすると、
スイング「全体」の流れや動きを見失ってしまいやすいのです。
 
正しい動きをしていけば、自然にハンドファーストに「なる」とイメージするのがコツです。
しかし、これがなかなか大変なようです。ここの理解が浅いと、我流スイングに陥ってしまうことでしょう。
 
 
理想は、スイング後、「ハンドファーストでとらえていた」と振り返って実感できることです。
ビデオなどで、確認するのがいいでしょう。
 
しかし、「ハンドファーストでとらえた」と実感できるようになるには、
相当な練習量と、スイングメカニズムの理解が必要です。
 
「ハンドファーストで打つ」というスイングの一部分にとらわれ過ぎると、
速く滑らかに動いていこうとするクラブヘッドの動きが一瞬滞り
スライスやシャンクに悩むことになる恐れがあります。
 
20206514514.jpg
ハンドファーストの形だけを考えると、
身体の回転と、腕やクラブの動きが連動せず、

クラブヘッドがフォローで離れていってしまいやすいのです。
 
これが、アベレージゴルファーに
最も多いミスである、
振り遅れです。
 
 
自分流スイングへの転換のコツ
ハンドファーストで打てるメリットは、パワーが最大限に伝わり易いことだとお話してきました。
速く動いているゴルフクラブを、全体の動きの中の
一瞬だけ「ハンドファースト」の形にすることの難しさも述べました。
 
アベレージゴルファーは、残念ながら相当なゴルフの練習量も取れないことでしょうし、
スイングメカニズムの深い理解も簡単には得られないことでしょう。
 
しかし、安心してください。もし、ハンドファーストで打てなかったとしても、
せいぜい半クラブから1クラブ程度飛距離が落ちる程度なのです。
 

現代のクラブの性能
現在のアイアンは、
「アベレージゴルファーは、ハンドファーストでボールをとらえることが難しい」
という前提で作られています
 
変なハンドファーストでボールをとらえれば、
インパクトでのクラブフェースの向きや角度が大きく変わってしまい、
かえってボールが曲がって、上がらず、さらに飛距離を落とすことにもなりかねません。
 
ハンドファーストは、パワーを最大限伝えるテクニックなのですが、
エラーの動きをして、逆にパワーを落としてしまっては本末転倒です。
 
 
今どきのクラブはハンドファーストでとらえられなくても、十分いい弾道が打てます。
もっと言ってしまえば、アベレージゴルファーにとって、良いスコアを出すためには、
ハンドファーストのテクニックは特に必要ないというのが自分流スイング作りの考え方です。
むしろ、ハンドレート(またはヘッドファースト)の方が弾道も高くなり、方向性も良くなることが多い。
 

正しい理解のポイント

アベレージゴルファーでもアイアンが簡単に打てる打ち方があるのです。
ハンドファーストはいったん横に置いておいて「ハンドレート」または「ヘッドファースト」です。
 
自分流スイング作りでは、この打ち方でも良し、としてスイング作りしていきます。
 
ハンドファーストとは逆の意味になります。
ダウンスイングから右肘を伸ばしながら、右手首のスナップを利かせる打ち方です。
 
 
自分流スイングで推奨する打ち方
202065144610.jpg
ボールをとらえる瞬間、
写真のようなインパクトの形をイメージすると、
クラブヘッドが手元よりも先行し、
振り遅れによるシャンクや
プッシュ(右に飛び出す)がなくなるでしょう。
 
 
 
 
  このように、手首をねじねじるように使うのはNGです。
202065144747.jpg
 
 
ダウンスイング~インパクト~フォローと、クラブヘッドを手元より先行させていっても、
クラブヘッドの重みやシャフトのしなりで、実際には上記のイメージのような形にはなり得ず、
必ず振り遅れが発生し、それなりにハンドファーストの形には近づいていきます。
 
振り遅れは、「力が溜まること」になるのですが、
溜まった力を上手に発揮できるかが課題になってきます。
上手に発揮できなかった場合はシャンクや大スライスになってしまいます。
これは、「タメを作らないと飛ばせないのか?」をご参照ください。
 

振り遅れで溜まった力を、上手に球に伝えることができる段階に到達したら、
本当のハンドファーストで打つテクニックを学べば良いでしょう。
 
 
 
自分流スイング作りで推奨する打ち方は、腕の動きを優位にします。
特にヒジと手首は柔らかく使っていきます。
 
202065145029.jpg

クラブヘッドを先行させていく動かし方は、
ハンドファーストでとらえることよりは簡単です。

特に、ウッド系の長いクラブで
右に曲げてしまうことが軽減するはずです。

 
 
202065145159.jpg

画面右側のクラブが、いまどきのクラブです。画面左側のクラブと比べて、ソール幅の違いがわかると思います。

現代のクラブはソールが幅広で、
ダフリにくい設計になっているからです。

 

自分流スイング理論では、
その恩恵を受けるスイング作りをしていきます。

  
 
202065145626.jpg

球を3つ並べてみましょう。
色違いだとわかりやすいです。
真ん中が、実際に打とうとする球です。

右足つま先前に仮想の
ボールがあるとイメージして、
その仮想のボールから打っていく感じです。

 
慣れるまでは、ダフることもあるかもしれませんが、
3球とも同時に打ってしまうイメージだと、上手く打てるでしょう。
「アイアンは上から打ちこめ」の説明と併せてご理解ください。
 
 
 
 
まとめ≫  ~ 一番力が出せる動きが「ハンドファースト」なのだが・・・。~
 
ハンドファーストの技術を他のスポーツで考えてみましょう。
例えばテニスラケットでボールをとらえる直前の形を思い出してみてください。
 
ラケットの面よりもほんの少し肘が先行しながらボールをとらえています。
野球のバッティングも同様に、ボールをとらえる直前から手元が先行していきます。
 
 
ボールを投げる時も、手元からボールが離れていくギリギリまで肘が先行しています。
重たいドアを開けるときも、手元よりも肘や腰が先行しています。
 
このように、私たちが道具を持ってモノを打ったり叩いたりするときは、
無意識に最大限の力の出し方を行っているのです。
 
 
目指す形の確認という意識があると、一瞬、スイングの流れが「止まる」ことなります
ゴルフスイングは、フォーム全体の動きを見失わずに、各パートの部分を処理し、
部分的なテクニックが発揮されながらスイング全体の形をイメージするという動作です。
 
何やら難しい表現ですが、このあたりの理解は、
やはりたくさん打って体得していきたいところです。
 
 
 
結論として、ハンドファーストのテクニックはアベレージゴルファーには難易度が高く、
不用意に取り組むと、むしろデメリットの方が大きいとお話してきました。
 
自分流スイング作りでは、
「ハンドファーストで打つことができればそれで良し。できなくても100切りは十分可能」
としています。
 
 

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vol.37 ウッドとアイアンでは、打ち方を変えるのか?

100切り達成自分流スイング上達塾・オンラインレッスン

vol.37
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ウッドとアイアンは同じスイングなのか?

 

「アイアンは打ちこんで打つ」

「ウッド系は払うように打つ」

よく耳にする表現ですね。
さらに、アイアンは「タテ振りに」、
ウッド系は「横振りに」も、定説のように表現されています。


何か、打ち方の区別が必要なようにも聞こえてきますが、なぜこのような定説が生まれたのでしょうか?
アイアンとウッドでは、長さも形状も打感も違います。だから打ち方を変えるのでしょうか?


本項目の疑問を解決していくにあたって、

①    「スイング軌道
②    「ライ角度
③    「前傾角度


というスイング理論に関する3つの用語をキーワードとして考えていきましょう。
これらの理論の理解と実践ができれば、シンプルにスイングができるようになります。

応用として、後述する傾斜地からの打ち方にも大きく役立ちます
 

 

3つのスイング理論の理解

まず「スイング軌道」からお話します。クラブヘッドが描く軌跡のことで、

■ インパクトのヘッドの位置をスイング軌道の最下点

■ トップと左右対称の、フィニッシュの少し前くらいのヘッドの位置(同一)をスイング軌道の最上点

とし(イメージで良い)
、その2点を結ぶ傾きのある円軌道(下の画像参照)のことです。


スイング軌道を「横振り、タテ振り」と表現するのは、使用クラブの変化によって、
スイング軌道の傾きが、
より水平に近くなるか、より垂直に近くなる、という意味です。


短いクラブになっていく程、身体と球との距離が近くなっていくので、
スイング軌道の最下点も身体に近くなり最上点と結べば、
スイング軌道の傾きはより垂直に近くなっていきます。
これがタテに振る感覚と言えるでしょう。

 

アイアンのスイング軌道の傾き

20186259059.jpg

スイング軌道の最上点

2018625185251.jpg

ドライバーの傾きと比較すると、
タテ振り感が強い

20186259226.jpgスイング軌道の最下点

 

ドライバーのスイング軌道の傾き

20186259424.jpg

アイアンより球との間隔は
かなり遠く感じる

2018625185327.jpg

アイアンの傾きと比較すると、
横振り感が強い

2018625965.jpg

球の横から払うようなインパクト


逆に長いクラブになっていく程、身体と球との距離が長くなっていくので、
短いクラブよりスイング軌道の傾きは、より水平に近くなっていきます。
これが「横に振る」感覚と言えるでしょう。

アイアンは、ウッドよりシャフトが短いので、よりタテに振る感覚になり、
上から打ち込んでいるイメージが生まれるのだと考えられます。

 


次に「ライ角度」を知りましょう。

適正なライ角度とは、構えでクラブヘッドを平らな地面に、
極端に先端(トゥ)や付け根(ヒール)の片方が浮かないように置いたときに、
地面とシャフトとの間にできる角度のことです。

201862519219.jpg

アイアンの前傾角度は深い

201862519249.jpg

ドライバーの前傾角度はアイアンより浅い

画像では、わずかにしか見えませんが、構えている人からは、
アイアンとウッド系では、かなりライ角度が違う感じがします。

 

【インパクトライ角とは】

地面に引いてある赤い線とシャフトとの間にできるのが、ライ角度です。
アドレスとインパクトでのライ角度がほぼ同じであるのが理想です。

正しい動作を作っていかないと、「インパクトライ角」が大きく狂ってきます。
実技的な詳細は、多分に個人差が出てきますので、動画レッスンで個別にアドバイスしていきます。

 

 

 

最後に「前傾角度」です。

ウッド系はクラブが長いので、前傾角度は浅めになり、
アイアン系はクラブが短くなるので、前傾角度は深めになります。

ウッド系からアイアン系にかけて、クラブが短くなるにつれて前傾角度は深くなっていきます。
各クラブの適正なライ角度に沿って構えれば、適正な前傾角度で構えられます

前傾角度が適正よりも深過ぎると、クラブヘッドのトゥ側が浮き過ぎてライ角度が狂い、
スイング軌道は横振りになってしまいます。

 

201862521124.jpg

急激にインサイドに上がっている

2018625211252.jpg

急激にアウトサイドへ上がっている


バックスイングでフェースが大きく開いてしまったり、
スイング軌道がインサイドに入りすぎたりして、弾道は大きくスライスしてしまうでしょう。
 

2020529153952.jpg
それを警戒して、インパクトで急激にフェースを返すと、
強いフックボールになり、球筋はなかなか安定しません。

 

逆に、前傾角度が適正より浅過ぎると、クラブヘッドのヒール側が浮き過ぎて、
スイング軌道は過度のタテ振りになってしまいます。

そうなるとバックスイングでフェースを閉じてしまい、
急激にアウトサイドに上がりやすく、弾道は低く左に飛びやすいでしょう。



これらの理論を理解すれば、スイング軌道はクラブの長さに応じて、
自然に適正な傾きのスイング軌道になっていくことが実感でき、
タテ振り、横振りという感覚も自然に感じられることでしょう。

理論を知らずに、定説にまどわされていれば、我流スイングのままで、
安定しないショットに苦しむことになってしまいます。

 

         

スイング軌道の変化を感じていく

自分流スイング理論では、アイアンのスイングを基準とすることを提唱します。
なぜなら、ショットは芝の上の球をティアップなしに、
直接打つことの方が圧倒的に多いからです。

スイング軌道、ライ角度、前傾角度の理論を理解したアドレスとスイングならば、
全クラブのスイングがそろってきて、安定したショットが打てるでしょう。

 

ウッド系は、アイアンよりも球を左寄りに置き、スタンス幅も広くなります。
軸をアイアンより右に傾けて構えるので、自然に「払うように」インパクトされます。

アイアンは、球の位置は真中付近になり、ほぼ真上から見るようになるので、
自然に「上から打ち込むように」インパクトされます。

 

2018625213810.jpg

軸の傾きは少なく垂直に近い

2018625213929.jpg

軸は自分から見て右に傾く

特にアイアンショットで言われている、「上から打ち込むようにインパクトする」の意味ですが、
昨今のクラブでは、
単純に「ダフらないようにインパクトする」と理解するだけでいいでしょう。

スイング軌道を把握し、適正なライ角度と前傾角度で各クラブの長さ別に応じて構えていけば、
スイングは変えていくのではなく、
変わっている感じがする、というのがスイング作りの考え方です。


また、アイアンとウッドではヘッド形状も打感が違うので、
スイングが違うと感じてしまうかもしれません。

しかし、クラブの長さの変化によって、スイング軌道、ライ角度、
前傾角度を含んだ構え方(スタンス幅や球との間隔)は、
一定の度合いで変化していきますが、
スイングの動作自体は一つにするのが自分流スイング作りの理想です。

 

 

傾斜地ショットへの応用

スイング軌道」、「前傾角度」、「ライ角度」の理論が理解できると、傾斜地ショットに応用していけます。
また、スイング理論の理解度が傾斜地からのショットの出来具合で計れます

前傾角度とライ角度は、左右ではなく前後に変化するので、
「つま先上がり」と「つま先下がり」で応用していきます。

 

■「つま先上がり」の傾斜地

球が平地より上にくるので、スイング軌道の傾きは平地よりも水平に近づきます。
ライ角度は、トゥが上がってしまいフェースが左を向くことになるので、ボールは左に曲がりやすくなります。
よって、前傾姿勢は平地よりも浅くし、クラブを短く持ちます。

クラブを短く持てば、トゥが上がってしまったライ角度を補正でき
平地から打つ角度と同じにすることができます。
しかし、足場は平地に比べてバランスが悪いので、
半分から7割くらいまでのスピードでスイングする方が安全です。


■「つま先下がり」の傾斜地

球が平地より下にいくので、スイング軌道の傾きは平らな地面よりも垂直に近づきます。
ライ角度は、トゥが下がってしまいフェースは右を向くことになるので、ボールは右に曲がりやすくなります。
よって、前傾姿勢は平地よりも深く構えます。

クラブは短く持つと、ますます球に届かなくなるので、平地と同じ長さで持ちましょう。
ライ角度の補正はあまりできません。

 

つま先下がりの場合

2018625214344.jpg

球の位置は平地より下になるので、

2018625214419.jpg

スイング軌道はタテ振りになる

 

つま先上がりの場合

2018625214459.jpg

球の位置は平地より上になるので、

2018625214526.jpg

スイング軌道は横振りになる

傾斜地では、脚力とバランスに自信がないゴルファーは、
平地の半分くらいの距離で良しとすると、大きなミスショットは避けられます。

傾斜地からナイスショットが打てるようになれば、
スイング理論は身体と頭の両方で、かなり深く理解していることになり、
平地からのショットの安定感はさらに増すでしょう。




まとめ 

アイアンはクラブが短いので、スイング軌道がより垂直に近づき、
タテに振る感覚になり、ウッドはクラブが長いので、
スイング軌道がより水平に近づき、横に振る感覚になるのだと述べてきました。
解説してきた「3つのスイング理論」でご理解いただけると思います。


100切りが達成できる自分流スイング作りでは、アイアンのスイングを基準とすることを提唱します。
スイング軌道、ライ角度、前傾角度の理論を理解し、
さらに球の位置やスタンス幅の変化、軸の傾きを一定の度合で変化させていったアドレスとスイングならば、
全クラブのスイングがそろってきて、スイングの動作自体は一つにするのがスイング作りの理想です。

vol.37


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vol.36 「手打ち」はダメなのか?

100切り達成自分流スイング上達塾・オンラインレッスン

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「手打ち」は ”手の役割”と考える

「手打ちはダメ」とか「手打ちになってしまった」 と、
まるでスイングで手を使うことは諸悪の根源みたいに言われています。
 
また「手打ちだから飛ばないんだよ」ともよく聞かれる表現です。
昔から「スイングは手を使ってはいけない」と定説のようになっています。
 
では、「手打ち」スイングとは、一体どのようなスイングなのでしょうか? 
具体的に見ていきましょう。
 
 
自分流スイング作りにおける手打ちとは
当オンラインレッスンで提唱する自分流スイング作りにおける「手打ち」とは、
手を悪い方、誤った使い方のことを言います。手を正しく使うと、手打ちとは言いません。
 
 
では、スイング中の手の誤った使い方と正しい使い方を比較して見ていきましょう。
また、手を正しく動かすためには、脚の使い方(フットワークとも記載)も関連してきます。
 
自分流スイング作りは、正しい手の動かし方と正しいフットワークの連動で作っていくことになります。
年齢や柔軟性によっては、フットワークがどうしても鈍くなってしまうことがあり、
そういった場合は、手の動きを優位にしたスイング作りにアレンジしていくのが自分流スイング作りなのです。
 
この見きわめのさじ加減は難しいので、動画での実技レッスンで個別に対応させていただきます。
 
 
ここが我流スイングへの落とし穴だった!

当サイトが提唱する自分流スイング理論では、「手打ちスイング」を、

身体の回転や、フットワークが上手く使われていない、腕や手先の動きが主体のスイング
と定義しています。
 
私は、「手打ちスイング」で悩んでいる生徒さんに、
 
フットワークが上手に使えておらず、手だけしか使っていないから、手打ちになっている
 
と考えたらいかがですか? とアドバイスしています。
「手打ち」という言葉の意味が、まるでスイング中の悪者のようにとらえられているようなのです。
 
202061203218.jpg

手だけで振り切った形。飛距離が出ない

20206120343.jpg

手だけで球に当てにいった形

 

「手打ち」には、良い手打ちと悪い手打ちがある

悪い意味で使われる「手打ち」とは、どのような打ち方なのでしょうか? 
 
バックスイングからフォロースル―で、下半身が必要なだけ使われておらず、
肘と手首だけでスイングしているゴルファーを見かけます。
こんな打ち方は、自分流スイング理論では「小手先打ちスイング」と呼んでいます。

おそらく、小手先打ちスイングに近い打ち方が「手打ちはダメ」という定説となっていったのでしょう。
この小手先での打ち方を、当サイトでは我流スイング的な手打ちとします。
 
肘と手首だけのパワーでは、もちろん十分な飛距離は稼げませんし、
正しいスイング軌道も描けませんから、球も曲がりやすいはずです。
 
 
では、正しい「手や腕の使い方」と、悪い「手や腕の使い方」に分けて説明していきましょう。
 
202061204237.jpg
正しい使い方は、
コックアンコックリコック
タイミングよく行い、
それにともなって、ヒジをリズミカルにたたむ動作で、
身体のスムーズな回転を促します。
 
 コックとは、始動でクラブを立ち上げていくこと
202061204457.jpg

腕が9時の位置では手首とシャフトが、ほぼ直角に

202061204545.jpg

腕が3時の位置でも手首とシャフトはほぼ直角に

202061204717.jpg

9時の位置(横)

202061204757.jpg

3時の位置(横)

 

2020529175446.jpg

スイング中の両ヒジの間隔は変わらず、
真下に向けておくことができれば、
自分流スイングとしては合格です。

 
 
2020529175522.jpg
 一方、手の悪い使い方は、スイング中、
右手の平と左手の甲が上を向いてしまったり、
ヒジが外側に張ってしまうことです。
 

2020529175729.jpg
また、ダウンスイングからアンコックを忘れて、
インパクトしに行ったりして振り遅れてしまうことなどです。
これは「手を使わなさ過ぎる」ことになるのです。
 
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クラブヘッドの動きが極端に鈍くなり、
さらに我流スイング度が上がってしまうのです。
 

 

 

 
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もちろん、こんな風に手を
使いすぎることもよくありません。

 

 

 

自分流スイングへの転換のコツ
自分流スイング作りでは、「手打ち」という表現を手の役割」と解釈を変えることによって
手も身体(フットワーク)もしっかり使えたパワフルなフォームを目指します。
つまり、冒頭で説明した「正しい手の使い方」になります。
 
 
今まで手打ちはダメだと思っていたゴルファーは、特にダウンスイングからの腕の使い方が少なく、
下半身の動きばかりが強くなっていなかったでしょうか?
 
 
202052918359.jpg
手の役割がきちんと果たせなかったスイングは、
振り遅れてしまい、左ひじが張ってしまいます。
長いクラブになるほど、
右に大きく曲がってしまいます。
 
202061211034.jpg
高齢者や柔軟性が低いゴルファー向けのスイングでは、
ダウンスイングから腕をシャープに
振るから下半身もついてくる

と考えるくらいがおすすめです。
 
このように、フォロースルーでシャフトが立つように使えれば
多少フットワークが鈍くてもOKです。
 

 

 
下半身の動きは忘れてもいい、というわけではなく、
フットワーク自体の役割や動かし方は、理解しておいてください。
 
実際は、腕の振りの意識だけでも、下半身もわずかに動いていきます。
全く下半身が動かなければ、クラブヘッドはボールに当たりません。
しかし、フットワークには個人差があります。まずは最低限の動かし方は知っておきましょう。
 
 
良いスイングをするためのゴルフ特有の脚の使い方
脚の使い方が悪いと、「腕をこう振ろう」と思っても、上手く振れません。
脚の使い方が良いと、上手く腕が振れ、構えた位置にクラブが戻りやすくなります。
 
フットワークは、柔軟性とテクニックが必要です。
どうしても足が上手に動か(動かせ)なければ、
手の動作の割合を増やすことが自分流スイング作りのコツです。これを手打ちは考えません
特に年齢が高かったり、身体が硬い人は、手打ち優位のスイングにしていくのです。
 
 
【正しいフットワーク】
 
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バックスイングでは、左ひざが内側に寄る

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フィニッシュは、両膝が付き、右かかとは真上を向く

 
 
【悪いフットワーク】
 
202061202846.jpg

右ひざが流れているのはNG

20206120295.jpg

正しい動きと比べて回転していない

 
 
 

正しい腕の使い方とフットワークが身につく練習法

手打ちを「手の動き(役割)」と「身体の回転(フットワーク)」の2つに分けて
それぞれの適正な動きを練習することです。

片足一本(左右それぞれで)でスイングしてみましょう。
正しい腕の使い方使い方が体感できます。
 
202061212720.jpg
悪い手の動きをすると、大きくバランスが崩れるので、
自ずと正しい手の使い方がわかりヘッドの運動量が増えて、
振り遅れなくなることがつかめます。
 

 

 
202061212744.jpg

どうしても片足で立てない方は、
両足を閉じて振ってみても良いでしょう。

 
 
一方フットワークは、膝をちょっと内股感覚にしてみてください。
 
202061213337.jpg
この状態から、
バックスイング~ダウン~フォロー
と回転してみてください。

ポイントは、スイング中両足の親指は、
終始地面から離れません。小指側は離れるはずです。
 
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バックスイング

202061213450.jpg

フォロー

スイング中、脚はかなり意識しないと、なかなかスムーズに動かせません。
つまらないかもしれませんが、ボールを打たないで、鏡の前で形を確認しながら、
フットワークの練習だけをやってみてください。球を打つときには、
無意識で腕の振りとフットワークができるようになれば、自分流スイングは完成です。
 
 
このように、球ばかり打たずにストレッチ的なエクササイズを、暇を見てやっていきましょう。
これを、自分流スイング作りの「裏の練習」と呼んでいます。
 

こんな小さな取り組みの積み重ねが、我流スイングに陥らず、
ミスの少ない自分流スイングへの完成につながっていくのです。
 
 
身体にやさしい自分流スイング作りのポイントのまとめ
スイング中両肘の間隔はできるだけ同じに(ボールを胸にはさんだドリル)しましょう。
肘を突っ張らなければ、簡単にできます。
 
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202061213936.jpg
 
 
自分流スイング作り「ヘソ指しドリル」で、バックスイング直後のクラブの位置と角度がわかります。
スイング中の8時~4時の位置がでは、グリップエンドがヘソを指しているのが理想です。
その時のシャフトの位置や角度もおぼえておきましょう。

 
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グリップエンドをへそに刺す

202061214528.jpg

バックスイング8時の位置。4時の位置もへそを刺している。

  
 
自分流スイング作り「肩たたきドリル」でトップの位置が簡単にわかります。
 
202061215625.jpg

 右肩の上でクラブを担ぐように

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② そのまま真上に上げれば、そこが正しいトップの位置

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 重量上げのようなポーズから、

202061215816.jpg

 左肩の上で右手を添えるとフォローの位置

 
上記2つのドリルで、
クラブヘッドやシャフトの位置や角度
トップやフィニッシュの位置
が、誰でも簡単にわかります。この打ち方で、
100切りどころか70台のスコア、シングルハンディ入りまで可能です。
ちなみに私がプロ入り当時は、この打ち方でした。
 


 

 

正しい解釈のポイント

プロはよく「スイング中、腕は使わない」と言います。
実際は腕が動いていますが、当のプロ本人は使っている意識がないと言っています。
 
プロは、アマチュアゴルファーに比べて比較にならない程クラブを振ってきていますので、
スイングしようと思えば、腕が自然に動いているのです。
もちろん、この項目で説明した正しい腕の使い方です。
 
プロの腕はほぼ無意識的に「使われている」状態で、だから下半身のみの動きに集中していけます。
下半身は上半身や腕に比べて鈍感なので、しっかり使っていかないと、なかなか意図通り動いてくれません。
器用な手は、「使わない」のではなく「意識しなくても、勝手に正しく動いてくれる」のです。

 
 
スイング中に働く力を知る

具体的には、
■ フェースが開く力(適正なフェースローテーションで対処)
■ 重みで落下する重力(スイング中、クラブの重さを感じておくことで対処)
■ 遠心力(参考記事 ⇒ こちら
 
これらは、万人に働きます。意味や作用を理解していないと、スイング作りは失敗します。
つまり、我流スイングへと陥ってしまいます。
 

自分流スイングで目指せるスイングとは

プロの腕の意識やイメージは“無意識化”されていますが、
アベレージゴルファーでは、そこまで無意識化されていないことでしょう。
 
よって、「手や腕を使うな」を真に受けて真似すると、クラブヘッドの動きが鈍り、
我流スイングに最も顕著な「振り遅れ」になってしまうのです。
 
プロといえども、ゴルフを始めた頃は、手をしっかりと振っていたはずです。
長いゴルフ歴で、膨大な数のスイング(プレーで通用する)をしてきているので、
腕は無意識で適正な動きができるようになったのです。
 
 
自分流スイング作りレベルでは、無意識で腕が「使われる」までは到達できないかもしれません。
しかし、腕や手の役割と、下半身の役割のそれぞれを理解して練習していけば、
100切り達成には充分に到達できるはずです。
 
vol.36
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vol.35 体重移動をしないと飛ばせないのか?

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体重移動の誤解を解く

 
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この項目は、「体重移動をしっかり行え」と定説化されていると思われます。
 
ダウンスイングからインパクトにかけて、体重を一気に乗せていけ!

と表現されれば、いかにも飛ばせそうなイメージが湧いてきます。
 
2018121145920.jpg
身体が左右に流れることを「スウェー」と呼ばれ、NGの動きとされています。
ゴルフスイングの基本的な動き方は、腕の振りと身体の回転の連動です。
 
「移動」という言葉から連想される動きは、直線運動ではないでしょうか?
回転運動であるゴルフスイングに、直線イメージが入ってしまうと、矛盾する気がするのですが・・・。
 

 

 
たとえば、机の上の荷物などを「移動」させるときに、曲線で動かすでしょうか? 
ふつうはスライド、つまり直線に動かすものです。
 
ゴルフの動作の表現には、そのまま受け取ると結構矛盾していることがあり、
誤解を招きやすいことが多く、我流スイングを生みだしてしまいます。
 
 
ここが我流スイングへの落とし穴だった!
体重移動とセットで語られるのが、「スウェー」です。
身体が左右に流れるような、ヒザがスライドする動きのことと前述しました。
 
スイング中ヒザが左右に動けば、「移動」はできますが、
スイングの基本である回転ができにくくなってしまいます。
 
我流スイングからの脱出、あるいは陥らないためには、
主に「生活上でのヒザの使い方」と、
ゴルフ特有ヒザの使い方」との違いを理解しておく必要があります。
 
 
生活上でのヒザは、基本的にはほぼ前後に動かすか、タテにおりたたむように使うものでしょう。
しかし、これは我流スイングのヒザの使い方になります。
 
 
2018121152617.jpg
我流スインガ―のヒザの使い方は、
左右か前後に使われています。

ヒザを左右に使うのは体重移動を直線運動とカン違いしていて、
前後に使うのは股関節の可動域が狭くて正しく動かせないか、
ゴルフ特有のヒザの使い方を理解していないかのどちらかです。
 

 

 
 
自分流スイングへの転換のコツ
ゴルフ特有のヒザの使い方は、一言で説明すると「関節を逆に使う」ことです。
スタンダードスイング理論での正しい体重移動とは、
 
「スイング軸を崩さない範囲の、決めたワクの幅内で回転していく」
 
ことです。身近な動作にたとえると、内股に使うことが一番近いです。
可動域の狭い人は違和感や苦痛に近いものがあるでしょう。
 
 
スイングの正しいヒザの使い方を理解しておかないと、ふつうに避けてしまうものなのです。
「この動かし方をマスターする」と決心し、当サイト内で紹介した
ストレッチを習慣にしていれば、必ずできる動きです。
 
 
 
201812115445.jpg
体重移動の動きは、決めたワクの幅内で、
しっかり回転していくことだと述べました。

「大きな体重移動をしよう」と、スタンス幅を広くとると、
どうしてもスムーズな回転運動はしにくく、
横方向に動きやすくなってしまい、軸もブレやすくなります。

 

 
スタンス幅が適正から狭めなら、前後・上下・左右には動きにくく、
その場でクルッとねじって回転していくスタンダードスイング理論の体重移動の動きがしやすくなります。
 
 
2020526154044.jpg

自分流スイングで目指すヒザの使い方は、
右ひざが左ひざの前にできるだけ出ないことです。

慣れるまで、ちょっとキツいかもしれません。
ストレッチで、ヒザの動きを身につけてください。

 

正しい解釈のポイント

体重移動は、意図して「する」のではなく、結果的に「起こる」と考えましょう。
スイングという身体の回転運動の中で、体重は結果的に移動するものなのです。
 
適正な体重移動ができたスイングの目安として、スタンダードスイングのフィニッシュを復習してみてください。
 
 
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 シャフトが首に巻きつくように(そういうイメージで)

 両ももと両ひざがピタッと付く(内またの感じがする)

 右足はつま先で立てている(かかとが真上を向くように)

上記ができていれば、適正な回転運動による体重移動ができたフィニッシュの形です。
フィニッシュでの体重配分の目安としては、左足に8~9、右足に1~2です。

左10、右0というイメージだと、どうしても「やり過ぎ」になり、
直線移動が入りやすくなる危険性があります。
 
スイング中、足の小指は地面から交互にはなれますが、親指はずっと地面から離れないことです。
 
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